「ガタンゴトン」について
今日は電車が走っている時の音である
「ガタンゴトン」について
話したいと思います。
ガタンゴトン
なんの音なのか
まず、そもそもの問題ですが
「ガタンゴトン」とはなんの音なのか
みなさんご存知でしょうか。
電車が走るために必要なレールは
たくさんのレールをつなげてできています。
イメージで言うとプラレールと
さほど変わりはありません。
レールどうしをピッチリ繋いでしまうと
レールは鉄製なので夏の暑さで膨張し、
耐えきれなくなって変形してしまいます。
そのため、熱で膨張しても
大丈夫なように少し隙間が空いていて
その上を車輪が通過することで
「ガタンゴトン」が鳴るのです。
幼稚園児に物申す
よく幼稚園児ぐらいの子供が
列車ごっこをして「ガタンゴトン」と
言っています。
別にこれは良いのですが
1人(1両)の時も「ガタンゴトン」と
言っている時は少し気にかかる事があります。
実は一般的な車両の場合、1両では
「ガタンゴトン」とは鳴らないのです。
音の種類
こちらの画像を見るとわかりますが、
一般的な車両は4軸で、両端に2個づつ
車輪が付いています。
2個の車輪が連続して繋ぎ目の上を通ることで
「ガ」「タン」という音が鳴り、
これが「ガタンゴトン」の「ガタン」です。
では「ゴトン」とはなんの音なのでしょうか。
端と端は離れているので1両では音は
「ガタン……ガタン」となります。
ここで注目すべきなのは2両以上の場合です。
車両が連結している場合
連結部付近では4個の車輪が
まとまっているため、繋ぎ目の上を通る時に
「ガタンゴトン」という音が鳴ります。
つまり2両編成の列車だった場合、音は
「ガタン……ガタンゴトン……ガタン」
となる訳です。
「”一般的な車両は”4軸」と先述しましたが
もちろん一般的じゃない車両も存在します。
次はその一般的じゃない車両について
ご紹介したいと思います。
機関車・形式名について
機関車にはいろいろな種類が存在し、
その中には4軸以外のものも多くあります。
よく目にするのは「EF〇〇」や「DD〇〇」
のようなものが大半だと思います。
そのアルファベットは何を意味しているのか
解説していきます。
まず最初の文字は
「機関車が何を動力とするか」
を表しています。
「E」ならElectricの「E」。電気で動きます。
「D」ならDieselの「D」。石油で動きます。
「H」ならHybridの「H」。両方使います。
そして次の文字は
「動軸(動力がある軸)の数」
を表しています。
A…1
B…2
C…3
D…4
E…5
F…6
G…7
H…8
というようにアルファベットそれぞれに数が
対応しています。
A,GとI以降は私の知る限りは存在しませんが
それ以外の代表例を挙げていきます。
番外編
先ほどG(7軸)は存在しないと記しましたが
世界へ目を向けると実はあったりします。
こちらは
ソ連鉄道人民委員部AA20形蒸気機関車
といって
かつてソ連にあった蒸気機関車です。
これは蒸気機関車では史上最多の
7軸を持ち、3,000tもの石炭列車を
単機で牽引していたそうです。
最後に
書きたいことをズラズラ並べた記事に
なってしまいましたが、
今後電車を見る時に少しでも
音を意識してみると面白いと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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