見出し画像

取引事例2 F社(静岡県)様

1.出会い(当社の評価ポイント)

あるプロジェクトで当社が設計した製品をF社様に製作していただくことになりました。

プロジェクト終了時、製作時に設計ミスが見当たらず、図面通りに製品が製作できたことと、特に強度計算を駆使して最軽量であったことを評価していただきました。

以下の写真がプロジェクトで製作した設備の写真になります。
具体的には、船舶に搭載されている緑色の橋を設計し、F社に製作していただきました。

この船舶は超法規的措置で、社会実験を行うために、その期間だけ現行法の適用を停止した船舶になります。
社会実験終了後、法律に従い破壊措置が取られました。

2.その後の取引 (疲労破壊の解析)

その後、大手食品会社A社に納品した製品が溶接不良で破損が続発した時、A社担当者からF社の社長に対し、破損した原因と対策案の妥当性を報告書として数値で示すことを要求されたそうです。
社長の過去の経験から対策案の妥当性は主張できるけど、報告書の提出については困ってしまったそうです。

その時にプロジェクトの事を思い出し強度計算による報告書の作成についてご相談を受けました。

3.報告書の作成

自動車部品メーカ―に在職していたこともあり、同様の報告書を作成した経験もありました。
問題が大きくなる前に対応し、1週間ほどで報告書をまとめました。
それ以降、このような強度計算に関するご相談を受けております。

4.その後

F社は大手コンストラクターの指示で工場内の階段や手すりなどを製造していました。
東京オリンピックの前あたりから建築業界も三次元化が始まり、ミッドレンジCADで設計されたデータを提示されました。

製缶モノと呼ばれる製品が中心になりますので、溶接作業で切り出し部品を並べる時に現寸図が必要になります。

2次元CADで設計している時は、印刷されたプロット図面がそのまま現寸図になりました。
しかし、三次元CADに移行すると現寸図を製図する手間が増え、作業量が増えてきます。

その点については悩まれていました。

この仕事以降、別件に取り組むことになり、取引はほとんどない状態です。

2014年7月18日 因島 (愛媛県今治市) にて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?