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取引事例3 A社(静岡県)様

1.ファーストコンタクト

以前、勤務していた会社の上司から資料作成の相談を受けました。
内容は、公的機関への研究助成金申請に必要な技術的な考察を含む資料の作成でした。

審査する方々は大学教授や専門家の方々なので、論理的かつ技術的な根拠を数値で示す必要があるとのことでした。

2.その後、液体水素5Lを張るステンレス製の受け皿を開発・納品

資料作成を皮切りに研究開発に関わる仕様検討やソフトウエア開発、実験道具の製作など相談をいただいております。
その中で液体水素(約5リットル)を張るステンレス製の受け皿を実験器具として設計・製作し納品したところ、最低限の強度で軽量化を図ったことは評価されております。

3.液体水素を張る受け皿の製作課題

この場合の課題は、室温の25℃から-195℃まで220℃も温度が下がることです。

温度が下がると材料は収縮しますが、220℃も温度が下がると収縮量が大きくなり溶接部の強度が心配になります。
このような課題に対してはシミュレーションで客観的な評価を行い、納品時に検討結果をご報告いたしました。

4.当社の取組姿勢

当社では研究背景や用途に応じた様々な開発ツールを利用し、工学的な検討を踏まえた製品仕様をプロフェッショナル・エンジニアとして提案しております。
同時に実験道具や装置などの製作工程も理解しているため、いろいろなご相談をいただいております。

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