【Scilab/Xcos】 GUIの例題(グラフを表示するGUIの作成①)
1.例題の説明
2006年頃、レーザー変位計の測定結果(数値データ)をMATLABのGUI(GUIDE)で表示させるプログラムを作りました。
プログラムの概要ですが、シリアル通信(RS-232C)で制御コマンドを送信し、返信された測定データを測定結果として、グラフにまとめ表示するものです。
現在は、MATLABの利用契約を解約しています。
しかし、作ったものが使えないのは困ってしまうので、そのプログラムの一部、グラフを作成する機能を例題として公開することにしました。
今回、シリアル通信の部分ついては、例題の範囲に含まれておりません。ご注意ください。
【例題の内容】
正弦波(sin波)をプロットするGUI画面の作成します。
プロットする正弦波は y=A・sinωt (A はゼロではない実数とする)
周波数の可変範囲 (0<= ω <= 100.)
振幅(強度 = A)の可変範囲 (0 <= A <= 100.)
プロットする時間 (0 <= t <= 10.)
時刻の刻み幅dt (dt = 0.01 sec.)
例題を通じて作り込むと、以下に示されるようなGUI画面になります。早速、トライしてみましょう。
2.GUI Builderの起動
以下のコマンドをScilabのコンソール画面から入力し、”GUI Builder”を起動します。
–> guibuilder
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