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取引事例1 F社(大阪府)様

1.引合いの始まり

以前、三次元CADの形状モデルや強度シミュレーション事例をSNSで一般公開していました。

その事例を御覧いただいたF社の社長から、弊社への訪問を希望するメッセージを受けました。

2.困りごと(ファーストコンタクト)

F社の社長が困っていたことは、現物合せに近い装置の組立図から三次元モデルの作成でした。

納期の厳しさと、見積図に近い組立図で部品図がほとんどなく、三次元モデル作成が困難なためお断りしました。

3.困りごと(セカンドコンタクト) ➡ 見積提示

ある時、大手H社(静岡県)から東京の商社を経由して見積照会を受けたF社の社長は困っていました。
理由は照会を受けた試作品の詳細仕様が決められていないため、作業見積を提示できる企業が見当たらなかったそうです。
最後にダメもとで当社に依頼したところ、 作業見積が提示され、必要なパーツの品番も提示されたことから当社への発注を決めたそうです。

4.結果

明確な仕様がないため、製作途中で二転三転とトラブルもありましたが、結果的にお客様が望む試作品を納品することができました。

5.納品後の問題

納品した試作品の取扱説明書をH社から求められてしまい、再び困ってしまいました。
多くの場合、試作品の製作依頼は、仕様が決められているので現品を納品すればよく、取扱説明書を求められることは無いからです。
この試作は仕様を決めるための試作だったので、取扱説明書が求められました。
その点についても事前に予測できていたので、H社のニーズに配慮した取扱説明書を作成し納品させていただきました。

6.取引後の関係

その後、イメージだけの開発試作案件について、当社にご相談されるようになりました。

近鉄西大寺駅 (2020年10月22日撮影) / F社と共同で制作納品した製品)

最近では、以下のプロジェクトに協力し、当社から注型を使った試作品について相談し、取引させていただいております。

プロジェクト名
空の様子を見ながら太陽光発電量を高精度に予測

2023年11月に実証実験用の装置ケースをF社と共同製作を行った。
F社と参加したプロジェクトの概要

概要

豊橋技術科学大学電気・電子情報工学系の滝川浩史教授のグルーブは、太陽光発電の予測を行う技術の開発に取り組み、株式会社エイム(豊橋市)とともに、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業の支援のもと、オンタイムで短期の太陽光発電出力予測(5分~1時間先)を高精度に行うシステムを開発しました。

新たに独自開発した全天球カメラ付きの雲影センサを多地点に分散配置し、雲の動きや日射の変化を捉えて予測を行うユニークなシステムです。

AI技術を利用しています。

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