「灼熱の絆 〜禁断の愛が結ぶ運命〜」小夏の場合
リビングに入った私と翔。母の鋭い視線が刺さる。
「座りなさい」
震える足で、ソファに腰掛ける。
母が立ち上がり、台所へ向かう。
戻ってきた母の手には、長い電気コードが。
「小夏、あなたから説明なさい」
心臓が激しく鼓動を打つ。
翔の手が、そっと私の手を握る。
「私たち...付き合っています」
小さな声で告白する。
母の表情が一瞬歪む。
「神の教えに背く行為よ」
母の冷たい声に、身震いする。
「罰を与えないと」
電気コードを握る母の手に力が入る。
これから起こることを想像し、私の体が小刻みに震え始めた。
「翔君」母が翔に向き直る。「あなたも、私たちの信仰についてよく分かっているはずよ」
翔が小さく頷く。彼の手が私の手をきつく握る。
「小夏を誘惑したあなたにも責任がある。でも今日は、小夏への懲らしめを見ていてもらうわ」
翔の顔が青ざめる。「奥様、僕が...」
「黙りなさい」母の鋭い声に、翔の言葉が途切れる。
「小夏、立ちなさい」
震える足で立ち上がる私。
「スカートを脱ぎなさい」
頬が熱くなる。翔の前で...?
でも、母の厳しい目に逆らえない。
ゆっくりとスカートを下ろす。
床に落ちる布地の音が、妙に大きく響く。
「下着も」
「お母さん...」懇願の声が漏れる。
「言われたとおりにしなさい」
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