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『愛の痛み:陽葵の深化』

割引あり

お仕置きから5日後の夜、陽葵は自室で一人、鏡の前に立っていました。お尻の赤みはほぼ消えていましたが、あの日の記憶は鮮明に残っています。

「あの時の痛み...」陽葵は小さくつぶやきました。

彼女はゆっくりとスカートをめくり、下着も少し下げて自分のお尻を見ました。かすかに残る跡を指でなぞります。

深呼吸をして、陽葵は自分の手をゆっくりと上げました。

パチン!

自分の平手でお尻を叩きました。

「あっ...」小さな痛みに、陽葵は顔をしかめます。

パチン!パチン!

何度か繰り返しましたが、それはお母さんのお仕置きとは全く違う感覚でした。

「これじゃ...ダメなんだ」陽葵は悲しそうに呟きました。「お母さんみたいにできない...」

お尻は少し赤くなりましたが、あの日のような痛みはありません。陽葵は混乱した表情で鏡を見つめました。

その時、ドアをノックする音が聞こえました。

「陽葵?何か音がしたけど、大丈夫?」母の声がします。

陽葵は慌ててスカートを直しました。「う、うん...大丈夫だよ。ちょっと物を落としちゃっただけ」

「そう...何かあったら言ってね」

「うん...」陽葵は小さく答えました。

ドアの向こうで母の足音が遠ざかっていきます。陽葵はベッドに座り込み、深いため息をつきました。

「どうして...」彼女の心の中には、まだ何かが足りないという思いが残っていました。自分で自分を懲らしめることの難しさを、陽葵は痛感していたのです。

陽葵はしばらくベッドに座ったまま、複雑な思いに浸っていました。

「お母さんのお仕置きは、痛かったけど...なんだか安心できた」彼女は小さくつぶやきました。

陽葵はゆっくりと立ち上がり、デスクの引き出しを開けました。そこには、小さな日記帳が隠されています。

震える手でページをめくると、そこには自分の気持ちや悩みが綴られていました。

「もしかして...」

陽葵は深呼吸をして、日記帳を持って部屋を出ました。廊下を歩き、母の部屋のドアの前で立ち止まります。

「お母さん...」小さな声で呼びかけました。

ドアが開き、麻里奈が現れました。「どうしたの、陽葵?」

陽葵は震える手で日記帳を差し出しました。「これ...見て欲しいの」

麻里奈は驚いた表情を浮かべましたが、優しく頷きました。「分かったわ。一緒に読みましょう」

二人は部屋に入り、ベッドに腰掛けました。陽葵の心臓は激しく鼓動していましたが、同時に不思議な安堵感も感じていました。

麻里奈は静かに日記帳を開き、陽葵の気持ちが綴られたページを読み始めました。陽葵は緊張しながらも、母の反応を見守っています。

しばらくして、麻里奈は深いため息をつきました。「陽葵...こんなに苦しんでいたのね」

陽葵は小さく頷きました。「うん...でも、お母さんに叱られた後、なんだか気持ちが楽になったの」

麻里奈は優しく陽葵の手を握りました。「そう...でも、自分で自分を傷つけようとしたのは良くないわ」

「分かってる...」陽葵は顔を赤らめながら言いました。「だから、お母さんに来たの」

麻里奈は驚いた表情を浮かべました。「ということは...」

陽葵は深呼吸をして、勇気を振り絞りました。「お母さん...私、お仕置きして欲しいの」

部屋に静寂が流れました。麻里奈は複雑な表情で陽葵を見つめています。

「本当に...それがいいの?」麻里奈は慎重に尋ねました。

陽葵は小さく頷きました。「うん...お母さんの愛を感じたいの」

麻里奈は長い間考え込んでいましたが、やがて静かに立ち上がりました。

「分かったわ。でも、これは懲罰じゃなく、愛情表現なのよ。いい?」

陽葵は緊張しながらも、安心感に包まれて頷きました。

麻里奈は深呼吸をして、厳しくも愛情のこもった声で言いました。

「陽葵、スカートをめくって。下着も下ろしなさい」

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