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【No.86~No.90】 SASUKE第41回の出場者100人の紹介や要点について思う事を話す。

No.86 堀島行真

モーグルスキー選手で、北京五輪で銅メダル獲得で日本人第1号のメダル獲得者となり、今年のFISW杯では開幕戦優勝をするなど現在では日本モーグルスキー界のエースの26歳。

トップアスリートでありながら岐阜県出身のためSASUKEでは竹田敏浩の背中を追いかけている。

前回は常連以外の枠では最も遅い3992番を貰って運営側から期待されていたものの、ドラゴングライダーで2本目のバーに移行直後に、レールが少しうねっている形状に伴って軌道から外れて上に向かって脱線してしまい、それでも本人のバーのコントロールの仕方の問題とも言えないようなアクシデント的な脱線により脱落してしまった不運に見舞われた。

今大会こそ「できないスポーツはない」という抜群の適応力を魅せて、運が悪くても突破できるくらいの実力を発揮して、風向きをこちら側に変えたい。

今年もトップアスリートの中では熱男こと松田宣浩に次いで2番目に遅いので、再び期待を置かれ貰ったチャンスを活かして1stステージは突破して欲しいものだ。

No.87 松田宣浩

今年現役を引退したばかりの読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスに所属していた、日本一経験が7度、ベストナイン1回、ゴールデングラブ賞も8回受賞するなどのレジェンド級の実績を持つHRを打った後のパフォーマンス“熱男~‼︎”でお馴染みの元WBC日本代表経験者。

前回はプロ野球選手枠として引退したばかりの元阪神タイガースの糸井嘉男が参戦し、ドラゴングライダーでGに耐えきれず落水し、その“超人”糸井越えを目指して1stステージに挑む。

プロ野球と同様にSASUKEも予習が大事だと語っており、東京から2時間半の群馬・猿ヶ京の松田大介宅へ出向き、「ローリングヒルはつま先だけでなく手も丸太に刺す」「ローリングヒルの滞在時間を短くする」「そり立つ壁は常に半歩もしくは一歩先の景色を目視し、絶対に上は見ない」といった1stのエリアの攻略のノウハウを松田に指導して貰った。

その結果、数時間の練習で「本番はどうしても最初は急いでしまうので落ち着いて今教えた動きができれば1stステージはクリアできる」と賞賛されたが、実際は何度も通わないとクリアは難しいものであり、初出場である今回はどこまで練習が役立ったか、そしてドラゴングライダーを越えられるかに注目する。

かつて「SASUKE魂」を胸に挑んでいた朝一眞のように、「熱男魂」という形は違えど同じ魂を胸にそり立つ壁の頂上で全国のプロ野球ファンに向かって「熱男~‼︎」を届けることが出来るか。

沸き立つスタンドの
期待に応えて燃えてやれ
振り抜くその腕に
闘志を注ぎ込め

ソフトバンク時代の応援歌が今でも頭から離れないくらい好きだったなぁ。

No.88 岩本照

SMILE-UP所属の「Snow Man」メンバー。

視聴率やイメージアップにはまさしく1番貢献していると言って良いくらい、初出場時代と比べてもSASUKEにおける彼関連の投稿がSNSでなされる度に多くの反響を呼んでいて、番組の存続には彼の存在が欠かせないと思っているので「SASUKEが無くなったら生きていけない」と言い切るほどSASUKE沼にどっぷりのめり込んでくれて感謝の気持ちで溢れている。

2020年に6度目の出場にして涙の1st初クリアを果たし、長いトンネルから抜けた勢いそのままに、2021年の大会では2ndリバースコンベアまで進出。

自身初の3rdの領域が見えてきた所で前回はドラゴングライダーで2本目のバーがまさかの脱輪というアクシデントが発生した一員となってしまった。

あまりに自分の力でコントロールし難い出来事に常連の漆原に「何のためにやってきたんだよ」と言わせてしまう程、ついていなかったのかと考える。

今大会は「1stと2ndをクリアし、20代で叶えられなかった3rdの舞台に立つ」だけでなく、「3rdの舞台で戦う姿」も同時に魅せるべく、練習でクリフの飛び移りを成功させるなど、先のステージを見据える対策にも真剣で、「1stをクリアするまでは2ndの練習をしない」「2ndをクリアするまでは3rdの練習をしない」といった過去の堅実的な考えはおそらく捨てて、意識を高くして出来ることは全てやっている風景が伝わった。

今回こそ3rdステージへ進出し、激務な音楽活動への活力にしつつ、オタクが応援できる時間を少しでも伸ばしたい。

No.89 武尊

「ナチュラルボーンクラッシャー」という異名を持つISKAライト級王者。

今年6月に自身初の海外進出を果たし、「Impact  in Paris」に出場しKO勝ちをして世界王者に輝いていて、そのチャンピオンベルトを持って決戦の地・緑山へやってきており、「常にチャンピオンとして君臨している存在じゃなければ SASUKEに出る資格もない」と誰よりも「SASUKEの舞台に立つからには凄いヤツじゃなければいけない」と自分ルールに厳しいのが尊敬できる所。

その為か出場が空いている期間も。

最高成績は2017年秋の2ndのバックストリーム止まりであり、サーキットスピードトレーニングのような常軌を逸した厳しいトレーニングで磨いたボクシングにおいて生命線の瞬発力や自宅に作る SASUKEセットでのノウハウなどを活かして、39回で雨の為滑ってリタイアしたそり立つ壁をまずはリベンジして初の3rdステージの舞台に立てるか。

No.90 又地諒

毎年再起を掛けがちな元ファイナリスト・2度のFINAL経験者の配管工。

昨年は21年ぶりに復帰するケイン・コスギのSASUKEトレーナーを買って出て、21年前とはガラリと変わったセットのノウハウを直接指導し、ブランクを感じさせない動きで1stを突破するという活躍に大きく貢献。

結果的にケインは2ndのバックストリームまで進出し、「又地さんの指導のお陰でここまで来れた」と感謝され、自身のゼッケンまで記念に貰うなど絆が深まり、二人三脚で挑んだ前回は充実の結果に。

ただ個人的な結果としては苦い思い出となってしまい、普段からタックルからのそり立つ壁は軽量級である彼は鬼門にしており、少しでもその終盤に早く辿り着いて貯金を作ろうというずっと続けていてリスクはあれど成功していた前半急ぐ戦略がとうとう空回りして、ローリングヒルでつま先を思い切り刺しすぎたことがキッカケで体勢が乱れて、丸太が勢いよく回転してしまい、そのまま制御しきれずクワッドステップス4枚目に戻ることもままならないまま着水。

「(又地の自身への指導に伴い)練習時間を奪ってしまった自分のせいだ」と責任を感じたケインが涙し、それを「気にしないでください」と宥めていた又地の姿を見て自分は思わずいたたまれなくなり観てられなくなってしまった。

あの結果以降、流石に今まで攻めの姿勢を魅せていた又地は方針を変え、4枚目の踏み板で一度停止するやや堅実な戦略を立てている様子が見受けられた。

今大会もお互いパートナーとしてケインも49歳でありながら年齢を言い訳にせずSASUKEに臨もうとしていたが、ケインが大会直前に練習中、アキレス腱を切ってしまい敢えなく欠場となってしまい、又地自身のメンタルがかなり不安。

だが今大会ケインは又地の応援の為に緑山まで駆けつけており戦況は見守るようで居てくれる安心感はある。

又地は今大会は内宮パークでの練習の見る限り3rdステージの仕上がりが好調だったので、空中戦の鬼として、まずはそこまで辿り着いて欲しい。

盟友・ケインの分まで9年ぶりのFINAL進出を目指す。

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