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SASUKE第41回大会の主な欠場者と新エリアの考察。

前回はSASUKE2022~SASUKE2023までのあらすじについてを自分なりに簡潔に掲載したが、今回はSASUKE第41回大会の出場者100人が発表されたのに伴い、主な欠場者も発覚したのでそれについての紹介と、予告で1stステージに驚愕の新エリアが導入されたことも分かったのでそれについての考察を掲載しようと思う。

主な欠場者1人目:秋山和彦さん
元毛ガニ漁師。

先天性の弱視というハンディギャップに抗った初代の完全制覇者である。
第28回大会に「自分より若い選手らが活躍しているのを見るともう自分は終わったんだな」と引退を決意した。

以降本戦には未出場だったが、第40回記念大会に10年振りに復帰を果たす。
歴代の完全制覇者4人がそれぞれ完全制覇者となって集結した初の大会に。

だが昨年大会のために10か月追い込む程の熱意を魅せていたものの、今大会は欠場。

元は既に引退している立場だったので、記念大会で1夜限定復活を果たそうと決めていたのだろうか。

2人目:才川コージさん
アクション俳優。

最強スポーツ男子頂上決戦出場の経験もあり、第37回大会を最後に出場していないアスリート俳優森渉さんの後継者だと勝手に思っている。

同じ俳優業でありもう今や3rd進出も十分狙える常連選手であるから。

初出場から4大会連続で1stを突破し、そのうち3回連続で1人目の通過者となるなど、 その切り込み隊長っぷりは元祖の日置さんに負けない程である。

前回は2ndリバースコンベア挑戦中に古傷の肩が悲鳴をあげ、史上初めてタイムアップではなく落水という形でリタイアとなってしまい、4大会越しの2ndリベンジが期待されたが、多忙の俳優業が収録と重なって今大会は敢えなく欠場に。

3人目:オリバー・エデルマンさん
ドイツ版SASUKE NINJA WARRIOR GEAMANYからレネ・キャスリーという象つかいに続いて新たな刺客。

40回記念大会に90番台のゼッケンであるNo.3990番を受け取り、1stは中盤からの凄まじいスピードで前半の遅れを取り戻して突破し、3rdステージ進出目前まで迫った。

今大会は同じドイツからの刺客の第37回大会ファイナリストであり初出場にして最優秀成績を勝ち取ったレネ・キャスリーが4年振りに復活するためか欠場。

4人目:ステファニー・エデルマンさん
オーストリア版SASUKEからの刺客。
体操経験あり。

女性選手にして、日本人女性2人目の1st突破者となった大嶋あやのに続いて2人連続の女性選手クリアを果たす。

かつて「ステファニー・ノーピンガー」として結婚前に挑戦して脱落した1stのリベンジをするだけでなく、オリバーと初めて夫婦で1stクリアを果たすという離れ業をやってのけている。

2ndステージウォールリフティング3枚目でリタイアしたのは夫のオリバーと同じ位置であり、これも何かの縁か。
余談だが、日本のSASUKEに挑戦するのはエデルマン夫妻の新婚旅行のメインイベントだったという。

5人目:松田大介さん
松田水道経営。

自宅の広大な敷地に30近くのSASUKEセットを作り、松田宅は大会前、最終調整を行う常連選手たちの溜まり場となっている。

1stという壁に再三に渡り跳ね返され続けてしまい、8度のSASUKE挑戦を経て9度目の前回、「1stをクリアできなければ引退する」と決意し進退を懸けて挑戦(本人がそう決断したのか、運営側が今回の挑戦次第で松田さんに見切ろうとしたのかは諸説ある)。

しかし残念ながら「最高の仕上がりだった」のにも関わらず自宅にも組んでいたフィッシュボーンで通算3度目の脱落となってしまう。

「次回以降はもう考えられないかな」と語り、このまま引退の流れになるのかと思いきやミスターSASUKE山田さんが「絶対に最後じゃない」「辞める気もないのにそんなこと言わない」「辞めさせへんっつーの」と松田さんに現役続行の道を勧める。

すると自身も自分の力を出し切れなかった悔しさから「続けたい、SASUKEしかねぇんだよ...」と現役続行に肯定的な言葉を口にし、2023年もトレーニングを重ねていた姿が見受けられた。

だが、今回はクレーンリース会社設計士であり設計士の職業柄を活かして土地を購入し、松田さんと同じ関東に“内宮パーク”というハイクオリティなSASUKEセットを作った内宮修造という選手が常連選手の調整に大きく貢献したセット主として出場することになった。

大きなSASUKEセット主としての枠が被ってしまうことに加えて世代交代を計りたい運営側の方針か、今大会は欠場、悲願の1stクリアは持ち越しに。

6人目:ジェシー・グラフさん
女性の常識を逸脱した美しいボディを持つ、アメリカのスタントウーマン。

34回大会に初参戦し、1stを1998年の"真田女"こと田邉智恵さん以来19年振り・女性史上2人目のクリアを果たすだけでなく、2ndも男性でも中々突破できないのがざらだが、女性にして過酷なタイムレースを制して史上初の突破者となり、「SASUKEの歴史が変わった」と実況される。

3rdでもサイドワインダーを長い脚を巻いて全体重を支えるなど"ジェシースタイル"という新たなスタイルを確立するなどミラクル連発。

ウルトラクレイジークリフハンガーまで進出した。

37回大会に2度目の招待選手として出場し、オーストリア代表のアシュリン・ハーバートさんやイギリス代表のアリ・ヘイさんなど数多くの各国の海外招待選手が出場している中、ゼッケン98番という海外勢では最も遅い番号を付け、3rdステージまで進出。

99番・川口さんと100番・森本さんがいずれも1stステージで脱落したため、女性初のステージ最終競技者となる快挙もあった。

40回記念大会も招待されるも2ndリバースコンベアでタイムアップ。

41回大会は欠場、年齢的にも出場回数は限られてくるのか否か。

7人目:橋本亘司さん
第24回大会ファイナリスト・体操競技でインターハイ出場も経験。

ファイナリストになった後の活躍も目覚ましく、27回大会に3rdの名物エリアだったアルティメットクリフハンガーを初攻略した人物としても知られる。

橋本さんのお母さんの「息子の、SASUKEの完全制覇が夢なので一緒に追いたい」という言葉が個人的に大好きなのだが共感者はいるだろうか。

29回大会以降は怪我で出場できるコンディションではなく欠場が続いていたが、40回という記念大会を境に同じ新世代メンバーの日置さんや漆原さんの助言で復帰を決意、全盛期の時のように減量して9年振りに挑戦するも、フィッシュボーンで脱落し、不完全燃焼という結果に終わった。

8人目:八重樫俊平さん
40回記念大会登場時までは青森の駐屯地の自衛官だったが退職し、現在はJAE54期養成部リーダーを務めている。

突破率0.4%という完全制覇に勝るとも劣らない数字である500人中僅か2人しか通過できなかった9年振りのSASUKE予選会を2位通過して本戦出場を果たした空手・バスケ経験を持つスポーツエリートだ。

41回は知人の結婚式の日程が予選会の日程と被り、プライベートを優先させる形をとり出場せず、今大会の欠場が決まった。

個人的に八重樫さんを林野庁の後藤さんやTBSアナウンサーの高柳光希さんのように"未来のスター枠"もしくは"前回健闘枠"としてオーディションや予選なしでシードで出場させなかったのかが疑問である、それくらいのSASUKEの適応能力を持っている選手だと思っている。

9人目:菅野仁志さん
第23回大会ファイナリストで新世代の旗手と呼ばれていた。

名門国士舘大学体操競技部出身のビルメンテナンス業兼「JIN」という名のブランドを立ち上げるシルバーアクセサリーデザイナー。

40回記念大会で長崎峻侑と共に、かつてのクレイジークリフハンガー以上の天敵にしていたドラゴングライダーを4年半越しに攻略を果たす。

だが、32回大会に2回失敗し、3度目で手を掛けるもその際に肩を脱臼する苦い過去を持っていたそり立つ壁で1回目で頂上を掴むも身体を持ち上げられず、その後は足が効いてしまった影響で頂上へ及ばずタイムアップを喫した。

リタイア後、「自分にSASUKEがなくなったら...考えたくないです。まだ呼んでください... お願いします...!」と次回への挑戦に意欲を示す涙の懇願をしており、41回大会に向けて自分の身体も SASUKE力も良い仕上がりであることが見受けられたものの、大会直前にふくらはぎの肉離れにより総合的判断で欠場という選択肢をとった。

クレイジークリフハンガーの4連敗を阻止して公式の名場面にも選ばれた2015年の31回大会が、最後の1stクリアだ。

まさか8年以上、菅野が1stで燻るとはあの頃からすると思っていなかったが、ファンは菅野の復活を待っている。

10人目:ケイン・コスギさん
アクション俳優。

スポーツマンNo.1決定戦のレジェンド選手で、 SASUKEは第1回から参戦。
第8回では台風接近の大雨という劣悪な環境下でFINALに勇敢に挑戦し、「ケインの悔し涙かこの雨は」という古舘アナの名実況は今でもSASUKEマニアの語り草となっている。

第40回記念大会で2度のファイナリストでケインに憧れていた配管工・又地諒をトレーナーにつけて二人三脚で特訓を重ねた末、FINALに進出した2001年以来21年振りのカムバックとなった。

復活していきなり、昔とはがらりと変わったエリアを48歳にして次々攻略。

そり立つ壁を1発で料理し、なんと第1回が始まって以来のサーファーの井上清美が持つ最年長1stクリア記録を更新し、48歳での1stクリアを果たした。

2ndもバックストリーム終わりまで進出し、トレーナーを務めてきた又地に「100点ですよ。普通はいきなりここまで来られないですよ」と賞賛され、その後も内宮パークに訪れるなど41回に向けて前向きな姿勢を魅せていたが、菅野と同様に収録直前に負傷し、今大会の出場を見送る形となった。

今回もトレーナーを務めてサポートに尽力していたであろう又地さんのメンタル面が不安である。

ただ会場では常連選手席にケインの姿があり、緑山に又地らの応援に来ていた。

1st不敗伝説だけは今年も維持した。

11人目:伊佐嘉矩さん
元山田軍団&元アッコ軍団。

2つの軍団所属を経て、40回で初めて独立という形で出場し、軍団という大きさを借りなくても出場できることを証明するという過去の歴史で観ても珍しい特徴を持った選手。

初出場ではローリングヒル下りでリタイアという不覚を取ったものの、その後はほぼセット練習を行わない陸上で培ったフィジカルのみで4大会連続の3rd進出を果たし、40回では1人目の2nd突破者となった。

フィジカルのみのトレーニングにほぼ全振りしているため、SASUKE独自の動きや技術が問われるスイングエッジのリベンジが期待されたが、本業の陸上十種競技に専念するためか、今大会は出場していない。

12人目:安嶋秀生さん
SMILE-UP所属の少年忍者メンバー。

39回大会に初出場ながら1stをいきなり突破するという鮮烈デビューを飾るも、40回はドラゴングライダー2本目の滑空中に手が離れ前回成績を下回る。

今大会は同じSMILE-UP所属のWESTメンバーの濱田崇裕が出場するためもしくは40回大会前に本番のセットで事前練習していた動画がSNSに流出した影響で倫理のラインを越えてしまったためか出場できず(後者の理由の方が有力)。

本番のセットで事前練習はルール上不可能であり、運営側が1stは少なくとも突破して貰いたいという想いや普段多忙で練習できない事情を汲み取ってSMILE-UPのメンバーに事前練習を許可したと考えているが、これだとセットを自宅に作ったりなど環境を作る努力やできる練習を地道に積み上げている常連選手達が報われずあまり公平性は保たれないと思う。

13人目:ボル姉さん
壁の妖精。

ボルダリングを愛するマスコット。

だが今回は、「ボル兄さん」という双子の兄貴が代わりに参戦することが決定し、出場権を譲る形で欠場。

実際にはボル姉さんはフィッシュボーンで視野や体型を調整する試行錯誤を繰り返すも2大会連続で脱落しており、「ボル兄さん」というキャラ変を計ることでよりスリムで動きやすくなり1stクリアを狙えると踏んだと考察する。

つまり中の人は同一人物だと予想。

ゆ、夢のない話をして恐れ多い...。

この話は忘れていただきたい。

この先入観は捨てて放送を観て欲しい。

他にも自宅で転倒し骨折したことに伴い欠場したと思われるHIKAKINさんや、ほぼフィジカルのみで2度目の出場にして1stをクリアしたラグビー日本代表の藤田慶和さん、モンスターボックス世界記録保持者の池谷直樹さん、第1回~第3回と3大会連続ファイナリストと長野誠と並んで歴代タイ記録を誇る書道家芸人・大森晃さん、フィギュアスケーターの安藤美姫さんなどが主な欠場者であろう、そろそろ手が疲れてきたのでこの辺りの詳細説明は割愛する。

さて、ここから番宣に映ったがエリア自体はモザイクが掛かり映らなかった新エリアについての考察をしていきたい。

恐らく、この新エリアは「風雲!たけし城」という元祖SASUKEともいうべきアスレチック番組があるのだが、この番組に登場する「ブロックブロック」というアトラクションの流用エリアが設置されたと言うのが最有力の説だ。

ブロックブロック


円型・三角形型・X型・星型の巨大な足場が選手視点からだと逆方向に回転しておりその回転足場に逆らって1つ1つ登ったり飛んだりしながら突破する、というアトラクションだ。

風雲!たけし城では、最後の星型の足場を越える難易度が1番高いと思われ、星が5つの壁を作り、素早く登って飛ぶを繰り返さなければ奈落の底である。

番宣を観ると空中にエリアが設置されていて、そのエリアでリタイアした選手に「早過ぎたか~!」という実況があったりと足場に飛び移るタイミングが重要だと推察されることから、この「ブロックブロック」が流用されたと予想。

新エリアに使った面積的にたけし城ほどの巨大アトラクションにはならないと思っているので、2つほど回転する足場が設置されていると予測することが妥当か。

2つ配置という数では選手有利なものの、X型や星型の足場といった乗り越えるのが困難な足場を設置したり、回転速度が本家より早いなどの簡単には越えさせない工夫もなされていれば十分な難しさになりうると思われる。

このエリアが配置される位置としては、乾雅人総合演出が漆原裕治のYouTubeChで「ドラゴングライダーが終わった後に新エリアを設置して、折角ドラゴンクリアしたのにという状態を作りたい」と語っていたため、ドラゴングライダーとタックルの間に挟むような形で設置するというのが想像しやすい。

また、1stのバランスエリアが従来に加えて1つ増えて4つ程と多くなるため、人脈&タイミングゲーになりかねないフィッシュボーンをリストラし、それらの問題を取り除いた新エリアを新たに導入したのではないか、とも予測する。

放送作家も放送が収録が近づいてくるにつれて考えも多少なりとも変わってもおかしくはないはず。

だが、番宣で100番の森本裕介が1stステージ挑戦前の様子と同時に1stのコースを縦から映す演出が観れるのだが、よく観るとフィッシュボーンが新エリアの前に設置されていて、続投が濃厚だということが分かった。

収録直前の最終予選会のラストステージにもフィッシュボーンが種目の一つだったし、本戦でリストラの可能性は低い。

なのでフィッシュボーンとドラゴングライダーの間、もしくはドラゴングライダーとタックルの間に新エリアを導入したと予想する。

その場合だと従来のコースに加えて新エリアが1つ増えたロングな構成となるため、代わりに2連そり立つ壁の1つ目の壁を撤去し、その空いた面積を新エリアに割いた可能性が高いのではないのかと予測。

もしその場合、そり立つ壁を2連にしたところで1つ目の高さ3mの壁で躓く選手はまず居ないし、通常より多く走らせるよりは落水可能性のある新エリアを置いた方が脱落者を増やせるというのが決め手になってくるだろう。

よって1stステージ全体の構成は
1.クワッドステップス
2.ローリングヒル
3.シルクスライダー
4.フィッシュボーン
5.新エリア(ブロックブロック⁇)
6.ドラゴングライダー
7.タックル
8.そり立つ壁
制限時間99.9秒(39・40回と同じか、もしくはキリよく100秒にするか)
になると予想する。

どのようなエリアなのか、どのような要領で越えるのか、常連選手達はどのように対策して臨むのか、コツにはいつ誰が気付いていくのか、どのくらいの波乱を巻き起こしたのか。

全貌は放送で明らかになる。

最後になんだけど、「1stに“5年”振り新エリア誕生」と宣伝されてるけど終盤が逆回転になったフィッシュボーンさんと何よりシルクスライダーさん忘れられてるよね。

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