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再考イヴ(2016年3月2日アメーバブログ転載)



「光あれ!」
1週間で地球の全てを創造した創造神… 全能と自称しているが、こんな辺境の宇宙に左遷されたヤハウェは間違いなく能無しだ!(こんな宇宙の辺境で "全知全能" とか胸張っても… な☆)
その能無しは自分達に似せた、しかし天使とは異なる肉の体を持つ存在=人間を創造した… んだとさ !!!!!













しかし…
最初に創ったアダムだけではない


どういう理由でイヴを創ったのか?
何故に男と女という性別を設けたのか?


自分達に似せる… という事は『神も人間の様に性別があり、セックスにより繁殖している』と示唆してる可能性にキリスト教会は気付かなかったのか!

やっぱアホな連中や☆
このアホな教団の元凶=ヤハウェは計画なのか? "すっとこどっこい" なのか?

《知恵の実=林檎》の樹を2人の行動範囲に植える、或いは植えてあった範囲内に住まわせるんやね


で、
何の不自由も無い《寝て、起きて、食べて、遊んで、寝る》…2人は【エデン】の春を満喫した訳や
ヽ(´ー`)ノ
たまにセックスも… もっとか?☆








しかし…
フォースの暗黒面が忍び寄るんやわ!
😈


本当のとこは知らんけど《神の代行者》たるサタンが、先ずは堕ち易いと睨んだイヴを誘惑し知恵の実=林檎を食らわす!
そして
余りの美味しさにイヴはアダムにも食べる事を勧める
(^_^)-c<^_^;)
噛めば噛むほどに、身体の隅々へ得体の知れない感覚が強く速く流れていく…



知恵
ソレは自分達がすっぽんぽんである事に気付く事☆
裸である事が恥ずかしい行為であるという教示やが… へぇ~、君達の子孫弟子達の一部はローブにベルト替わりの荒縄だけで過ごし、風呂にも入らず一生を過ごした強者とか居たのに!
そして、ソレは【ペスト大流行】温床の一つとなるんやが…





ほいでからして
この後【エデン】を追放された2人は荒野に歩み出しやす✡️
【エデン】の東の外れに適当な住処を定め、男の子供2人に恵まれんどすが、その子らが血で血を洗う骨肉の惨劇が起こし、その顛末の殆どが『結局はイヴが林檎を食ったから』とされるんやわ!(知恵が其処にまで及びという証拠やね)
それどころか、場合によって『人類が堕落したのは全てイヴのせい』とすら揶揄される始末でな!

おい…
誰がイヴを創ったのか忘れたのか?
(゜.゜)












そして
後の子孫の中から『最強の信仰者』… つまりイカレポンチ(【あしたのジョー】で初期の丹下段平を思い出してもらえれば話は早い☆)として名高いアブラハムも産まれたんやから、もう少し評価したって不思議でも何でも無い筈なのに、やっぱイヴは《蛇の誘惑》以外は "まるで空気" みたいな扱いしかされない
😓


いくら最初の子供2人があんな事になったからってさ… やはり教団側の意図的な作為が働いてるとしか思えない!

アダムの精子に問題があったとすら仮定もしない !!!
この後のイヴは【子供を産む機械】でしかなくなるんどすが、それは消沈したイヴが自発的に身を引いたのか?

誰かに "空気の様な存在" へと貶められたのか?

何をそんなに恐れとるんだ !?



















アダムはイヴを愛していた

体を優しく愛撫された時に見せるイヴの羞恥と快感の入り交じった表情を眺めるアダムは満足しきっていた。
《高みに昇る》時のイヴは、ひたすらに堪え可憐な姿でアダムを迎え入れる… しかし
アダムの脳裏というか、心には別の誰かが居たのだ!
仄かに匂う、でも確かな痕跡がアダムの毛穴からイヴの鼻孔を伝い、彼女の拙い女心を強く激しく刺激する。

これは屈辱だ!
彼は何処の誰を想いながら私を抱いているというの? 私の体を通して "私じゃない誰" かを愛しているの?
私は彼の何なの !?

アダムに自覚はないが、彼は確かに他の誰かを愛していた… 正確に謂うとイヴを愛していないという訳ではなく、寧ろ貞淑で従順なイヴはアダムの理想を悉く実現した存在だった( "そのように" 創られた)し、彼女に対しての不満は無い。

ただ、肉体が "前妻" の想い出に捉われていたに過ぎなかったのだ!
アダムと同じタイミングで土から創造された前妻リリスはイヴと違い、自ら快楽を貪る術を心得ており、欲望の強さで謂えばアダムのソレを軽く凌いでいたのだが、その "激しさ" がリリスが居なくなった後もアダムを捉えて離さなかったのだ。

















不安や悩みに無縁な筈の【エデン】で悶々と過ごすイヴに注視する存在があった。

蛇=サタンである!
サタンはイヴの心の隙間へ簡単に入り込む。

彼の態度は常に紳士的であり、警戒心をそもそも抱く可能性すら低い。



サタン「イヴはん、不躾やけど満足には程遠いんやおまへんか?」
イヴ「なんですのん、いきなり ?! 」

サタン「いやぁ… イヴはんが、あんまり "しかめっ面" なんで心配しとるんですわ」
イヴ「 …そんな事あらしません!」
サタン「そやかて、アダムはんの遠い目を見たでっしゃろ? 目の前のあんさんを見てはらしまへんで」
イヴ「 …!」
サタン「あんさんかて朴念仁やないでっしゃろ? とっくに気ぃ付いとった筈や」


緩急自在にサタンはイヴの "泣きどころ" へ攻勢をかけ続ける

サタン「わしはね… なんにもアダムはんと別れてしまえとか、そんな事までは言うとりまへんで」
イヴ「ほな、ウチはどないしたら宜しいの !? 」
サタン「あんさんかて満足しはったら宜しいやんか」
イヴ「満足… 」
サタン「そや! 誰に媚びたり、恥ずかしがったりする事ない満足や! 自由と謂うてもええ」
イヴ「 …ウチらは自由どす …別に神様から "どーのこーの" 言われてませんし」
サタン「そこが肝や! どうこう、うるさ言うたって…てか、その自由に制限があるとしたら、どない?」
イヴ「制限て何ですの? 」



蛇=サタンは嘘など付かない。
人間の弱い心が勝手に都合の悪い答えを引っ張り出すまで待てば良いからだ(占い師とかの手口やね)
サタンは永久エーテルから成る多次元霊体なので時間の概念は当て填まらない。
つまり、ほぼ無限に何処ででも生きれる存在… 人間の一生などサタンからすれば待つ内にすら入らないのだ。


だから嘘は付かないで "本当みたいな事" を無造作に複数並べて人間自身に吟味させるのだ☆
その場合、人間は殆ど極端な善い悪いしか選択しないのだが、それはサタンにとってどちらでもいい事であって、必要なのは選択という行為をさせる事(詐欺師なんかの手口やね)
そうする事で人間は自身が選んだ項目を絶対視し、疑う事を放棄する(手品師なんかの手口やね)だろう!
そうした方法論は他ならぬ神から学んだのだ !!!!!

イヴが何を選択しようが関係ない。
(-.-)ノ⌒-~
其処から派生する事象が齎す精神の向こう側への邂逅にこそ《生存の源泉》が濃密に横たわっているからだ!
…答えは最初から在る
選ぶという行為にこそ意味が隠されており、サタンは人間にそれを自覚させた上で堕落(神の教えに背くという意味に於いて)させる事こそが自由だと謂っているのだ!











苺のショートケーキ
苺から食べるのかケーキから食べるのか? サタンは実に巧く、二者択一へと話を転化させる。



サタン「イヴはん、こんなんどや?」
イヴ「それ… 」

サタン「ちょっと甘酸っぱい味で、わしは大好きなんや」
イヴ「それ、神様が食べたらアカン言うてたから… 」

サタン「そらそうやろ! めっちゃ美味しいもん! あんたらに食われたら自分が食うの少ななって損するだけやしなぁ! そやから食うなって言うとるんや!ソレが "自由" なんか?」
イヴ「 …めっちゃ美味しいの?」



イヴは単なる好奇心だけで手を伸ばした訳では無い
夫アダムの瞳の奥に見え隠れする "別の誰か" を払拭する為… いや、そんな子供じみた理由ではなく女として、妻としての矜持が鎌首をもたげて来たのだ!

『アダムの嫁はウチどす!』

食べたモノが林檎かどうかは些末な事で、イヴの魂はサタンが善からぬ事へと誘っている事など最初から見抜いているが、敢えて口車に乗る形を採る事で自身の《何か》を解放しようとしていたのだが、或いはそれも【計画】の内か?
















知恵の実=林檎を食べた事で《自分達が素っ裸な恥ずかしい姿》をしてると自覚したアダムとイヴ★
無花果(いちぢく)の葉で股間だけを隠すという、却って全裸より恥ずかしい格好で茂みでコソコソ… それを自称《全能者》なヤハウェに発見される!



 証言


A : どやった?

B : めっちゃキレとったわ!


てな流れは結構知られてやすが、なぁんかヤハウェの態度は白々しい!
( -_・)
箪笥(たんす)に隠してあったコンドームを子供に発見され
これ何?
藪蛇でドギマギしてる、ひ弱な親… みたいな感じで、其処んとこに俺の妄想が入り込む余地があるんだす☆










知恵の実=林檎を食したアダムとイヴは萌えに燃えた!
ソレまでは "雄しべと雌しべ" にしか過ぎなかった繋がりが劇的に変化し、子孫を遺す為の行為だけじゃなく《悦しみ》の源泉へと姿を変えたのだ !!!
最早お互いの器官は別の用途や意味を持ち始めており "排泄で終わりを告げる" 繋がりでは無くなり "其処から始まる" 行為となっていた

アダムの嫁はウチなんや! 子供かて何人でも産んだるわ !!!

アンタの胤を空っぽになるまで搾り出したるから覚悟しいや !!!!!

ウチの愛しいアダム…




蛇=サタンがイヴを(間接的にアダムも)誘惑しなかったら… 人間が他の動物の様に定期的な交配しかしてなかったら?


俺が考える《誘惑》の本当の姿は、人間という生き物が最初から孕んでいる脆弱さであり、命の危機に曝された時に "催す" のが端的な例(本気でヤバイ時は流石に無理だ☆)やと思いやすが、逆に謂うと平穏無事なら『他の動物みたいに』…
死ぬ事への過大な恐怖は自分以外の存在を渇望して止まないし、老いて寧ろ盛んな者すら居る

蛇とは他ならぬ自分達であり、林檎は…








イヴは人類最初の殺人者となる兄カインと人類最初の殺人による被害者となった弟アベル、この2人を産んだ以降は名前こそ挙がるが扱いは【子供生産機】としてだけ

いつまでも
『お前が林檎を食ったからや!』
言われなかっただけマシかと思いきや、ある意味これ以上無い蔑み方をされてるように思うぞ!
教義の源であるキリストの祖先でもあるのに(てか全ての人類の祖先やろ?)教会の態度は不可解を越えて、まるで他人事… 別の宇宙の話みたいな感すらある🪐
何か余程に都合が悪いのか《2人のマリア》と同じように "以降" の展開は見事なまでに尻切れトンボと化す
マリアがアダムに騎乗位キメるのが、そんなに駄目なのか?
🤪


























イヴ「林檎食べたぐらいでウチらの何が変わるっちゅーの !? 」
アダム「おい… ちょっと声が大きい… 」
イヴ「この際ハッキリ言わせてもらいますけど、絶対にあのオッサン怪しいって !!! 」
アダム「ひい~っ💦」


林檎が引き出したモノに戦々恐々となったのはアダムだけ? それとも…

配偶者や恋人の秘密を知ってしまう… これが《林檎》に近い気がする

🤔
個体差を埋めるのは情報の共有しか無いと思われやすが、人間はそれほど他者(身内も含む)に心を開く訳でもないし、何10年も経ってから
『エェ~っ!?』
驚く事なんて特に珍しくはない!
その気は無かったけど "知ってしまえば、もっと知りたくなる"
しかも、その先には高い確率で快楽と恐怖が混在してる… こんな麻薬的な魅力を放つジャンルそうは無い!

林檎は箱に入れられ身近な場所に置かれ、箱を開ける者を待っている☆
閉じたままでも生きていけるし、開けたからといってすぐ死ぬ事は無い
現代では箱が開いたままな状態で殆どの人間が産まれ育ち《誘惑》の意味が誤解され不必要に淘汰され過ぎている




アダムとイヴは【エデン】を追放されたがそれで人生が終わった訳じゃないし、最初の子供2人は悲劇的な展開となったが殺人者カインの血からはアブラハムもダビデもキリストも産まれたやないか!(カインが何処から配偶者を連れてきたのかを突っ込むのは反則?)
それに《誘惑》は人間の専売特許じゃなくて、人間を創造した神こそ "肉の体を持つ" 自分や天使達とは違う存在が欲しい《誘惑》に駆られたんじゃないの?
…とか思う

てか
ひょっとするとイヴは独り "ほくそ笑み" を洩らしていたのかも知れない
《禁断の果実》… そんなに禁断ってなら其処ら中にバラ撒いちゃる !!! そう思ったとしても不思議じゃないね☆


















この世界は《誘惑》に充ち溢れている
愛や金も欲っする人間の周りに存在し、いつでも応える準備をしている


その足元に…



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