イセブラに行ってきた話

4/16に開催されたイセブラに行ってきた。イセブラ自体の参加は初めてだった。そんな私の初イセブラは、モニター8台・その他諸々の機材を片道一時間半かけて運搬するという、およそ他でやった人はいないだろうと思われる中々の体験だった。

モニターを持参することになった

まず最初に断っておきたいのは、モニターを持参したのはあくまで私が言い出したことであり、イセブラの主催である寝落ちさんから頼まれたわけでは一切ないという事だ。

元々イセブラは参加者からモニターを持参してもらって運営をしているという事は知っていた。それが成立するのだからすごいコミュニティだなと思っていたが、今回に関してはどうもそれでは追い付かないようだった。

はっきりとした数字は覚えていないが、私がイセブラの5日くらい前に募集ページを見た時は一般枠と持参枠合わせて10人以上のキャンセル待ちが発生していたのではないかと記憶している。

キャンセル待ちどころか定員割れしているうちの大会からすると羨ましいことこの上ないが、参加者がいるのに機材の不足で参加を諦めてもらうなんてそんなもったいないことは無いだろう。参加者が"いる"ということのありがたさを私は人一倍分かっているつもりだ。

そんなことで、その時スマブラのモチベが地に落ちていた私に、抱えている膨大な機材をタンスの肥やしにしようとしている私に、そんな私の心に命の灯がまた灯されたのだ。

思い立ったが吉日という事で早速イセブラにDMを送り、イセブラに参加予定であるという事と、モニターを最大8枚まで持っていけるという事を伝えた。

誰でもそうなんだけど、そんなDMが来たら色んな意味で怖いだろう。逆に怖くなかったら送ったこっちが怖い。

寝落ちさんはかなり悩んでいた。そう見える。
最初の依頼は3枚だったが、それが6枚になり、最終的にはMAXの8枚になった。

それ以外にもタップやらスピーカーやら、必要そうな機材を車に積み込み、もうこれ普段の大会と変わらんやんという準備を整えて当日の7:30に秩父を出発する運びとなったのであった。

ちょっとしたサプライズ

実は寝落ちさんに伝えずにこっそり1入力4出力のHDMI分配器を持参していた。それに合わせてHDMIケーブルを持参していた。そして実は持って行っていたモニターは8枚ではなくて9枚だった。

今回のイセブラには一番前の席に画面分配をして一人一台モニターが見られる台が用意されていた。あれは当日私がいきなり寝落ちさんに言って作った台である。

まあ当日、本当に余分なモニターができたせいで9枚目のモニターは使われなかったのだが、私はイセブラにモニターを持参すると提案するDMを送ったその時から、一人一枚の台を作る気満々だった。

事前に言っておくとそれができないような気がしていた。こちらに気を使ってモニターの持参枚数を減らしていいと言ってくれるかもしれないし、機材の調整が不安だからとりあえずやめておこうと言われたかもしれない。

あくまで仮定の話で、寝落ちさんがそう言ったかどうかは全く分からないが、そういう可能性があったから黙っておいた。

当日になると訪れる、あの一種のハイ的な状態なら、一人一枚の配信台的アイデアが採用される確率が最も高くなるだろうと考えたのだ。

やっぱり50人も集まったなら特別感というか、雰囲気を演出したい、すべきだという考えがあったのと、機材や設営に関しては私一人でやったとしても何とかできるという自負があった。突然言い出しても迷惑をかけずに遂行できるだろうと思って動いてみたら、上手くいったのでよかった。

運営で学んだこと

何より今回の収穫として大きかったのが台の管理だ。今対戦中なのがどの台で、次の対戦はどの台に誘導すればいいかという課題を解決するアイデアがずっと見つからなかった私であったが、イセブラでは台の番号カードを使うことでその課題に見事に対処していた。

数字の書かれたカードをプレイヤーに渡し、試合が終わったら運営に返却してもらう。その後、また試合に入ってもらう際に台の番号と同じ数字のカードを持って行ってもらうのだ。以下、それの繰り返し。

まあ目視でも今何番台が対戦しているかしていないかというのは分かるっちゃ分かるのだが、スタッフに頼むとなると目視で判断するのはかなりエネルギーを使う。

対戦台の番号が書かれた会場のマップを作っておいたとしても、完全に脳内に入れられるわけではない。主催者だって入れられない。

だから
「今対戦していないのはあの台とあの台で、マップだと〇番と×番だから~」
「次に入ってもらうのは〇番台か、いや、△番台だな!」
というタイムロスが生じて進行がグダる。

前回の秩ブラではトナメルの機能を活用し、参加者が対戦相手と空いている台を見つけて勝手に入ってもらうというやり方で進行したが「空いている台」という曖昧なものを探すのは参加者的にもエネルギーを使うし、対戦に入るまでが遅くなることもあるだろうと考えられる。

参加者がトーナメント結果を進行する進行の仕方と、対戦台カードを用いた対戦台の指定は、組み合わせればかなり運営の負担、参加者の負担の軽減に繋がり、さらにスムーズなトーナメント進行ができるのではないだろうか。

試合が終わり次第参加者がトナメルに結果を記入して、受付に番号カードを返却してもらう。次の試合の対戦相手を見つけたら、もしくは運営が呼び出したら、二人で番号カードを受け取って対戦台に入ってもらう。受付にある番号カードの若い順に渡していけばフリー台の開放もスムーズにできる。

いやぁ、これはすぐにでも採用したい。これだけトーナメント進行を参加者に任せることができれば運営に必要な人数も少なくできるし、私は試合の録画の編集をしながら大会の運営ができるため、リプレイの投稿がほぼ翌日くらいにできるかもしれない。

試行錯誤のトーナメント運営に一つの答えが出せるかもしれない。言うのとやるのは全く違うことは承知しているが、次回の秩ブラを実験台として、トーナメントの進行方式の新たな可能性を見つけたい。

おわりに

シンプルにスマブラをするのが久しぶりだったが、やはりこのゲームは面白い。
運営も面白い。

スマブラ界隈で生きていると感覚がおかしくなるが、そもそもコミュニティ主催で数十人規模のオフ会ができるというのはかなり異常な事だ。そうらしい。

私のモチベを復活させてくれたイセブラに限りない感謝を

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