スマオフ勢に捧ぐトナメルの使い方(主にトーナメント進行)
皆様こんにちは。埼玉県秩父市で大乱闘スマッシュブラザーズSPのオフ大会「秩ブラ」を主催しています、グルコースと申します。
スマオフに使うアプリケーションも多岐にわたっており、start.ggやらgamehintやらChallongeやら、最近ではあまり見なくなったかもしれませんが、TwiPlaとかこくちーずとかを多くのオフが使っている時期もありました。
そんな中で秩ブラで採用しているアプリケーションはTonamel(トナメル)でありまして、募集からトーナメントまで一つで完結するため使いやすいと感じています。
トナメルは非常に分かりやすく作られており、基本的な使い方は何も説明がなくともとりあえず触ってみれば何とかなるくらいに良くできています。
そのトナメルが持つポテンシャルをさらに引き出すべく、オフの中で試行錯誤しながら使ってきました。ある程度使いこなす方法がまとまってきたので、よりスマートな大会進行が広まっていけばよいなと思い今回の記事を書いています。それではスマオフに捧ぐトナメルの使い方、スタートです。
ちなみに今回のトーナメント進行方法は
こどもリンク窓主であり、埼玉県川越市で行われている「えどスマ」主催の、ひやらっこ(https://twitter.com/_hiya89)さんからのアイデアにより完成させられました。ありがとうございました。
大会を作成
まず当り前ですがイベントを作ります。前述したとおりイベントを作成すること自体はあまり難しくないので何とかしましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1685350784129-mUbnG990nM.png?width=1200)
スマホからでも全然作れちゃいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1685350897594-g6jtsfuvHF.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1685350963321-T7TcHaxfEl.png)
こうすることで全部の試合結果を運営で入力しなくても済むわけですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1685351086602-YiMWXaqZP2.png?width=1200)
今回はテスト作成なのでゲストプレイヤーのみです。これを参加者として今回は進めていこうかと…
うーん、遊び心に欠けますね。
せっかく架空のトーナメントを作るのならちょっと遊びたいですよね。
ということで
![](https://assets.st-note.com/img/1685351201356-oiZWB4ThLG.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1685351229822-OUohiFgtJQ.png)
楽し過ぎるトーナメントができてしまいました。
シードの設定
トナメルは最近シード設定ができるようになりました。ついでなのでそれも説明しておきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1685351291702-05rPwDf019.png?width=1200)
シード設定はこんな感じ
![](https://assets.st-note.com/img/1685351382252-Bnr0tnLWnd.png?width=1200)
これも非常に簡単に設定できるのでいちいちトーナメント表をいじらなくて済みます。楽。
![](https://assets.st-note.com/img/1685351470084-yloFLHGK5x.png?width=1200)
何本先取で進行するか決めて、
![](https://assets.st-note.com/img/1685351550601-KuxqqT46gg.png?width=1200)
トナメ表を出します。
そしたらここで真ん中下にある「シードで更新」を押しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1685351643416-7aFJPHI13n.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1685354140592-QEmmWcy5kq.png?width=1200)
という感じで、すぱーごとMKleoが初戦で当たる最高のトナメができました。
これだけ簡単にシードが作れるのは良いですよね。是非活用したい機能です。
トーナメント開始・進行
さて、準備完了したところでいよいよトーナメント開始となりますが、今回の本題はここからです。
私が目指す姿は運営の負担減でありますが、それをして参加者に大きすぎる不利益が行くのは不本意です。
負担が減り、かつトーナメント進行が円滑に行えることが理想であります。
そこで使うのがトーナメント表の「メモ」機能です。
![](https://assets.st-note.com/img/1685354389176-RAsNTOgr3B.png?width=1200)
こんな感じでメモを書くことができ、これは参加者からも運営からも見えるものです。
察しの良い方はもう気づかれたかもしれませんが、これで台の管理を行おうというのが今回考えている試みです。
![](https://assets.st-note.com/img/1685354537703-NQk0E8zUkE.png)
アナウンスしなくとも自分がどこの台で対戦するか分かる仕組み。
配信台があるオフなら「1」を「配信台」等と書いておくと分かりやすいかもしれません。
また、どの試合を配信台とするかをあらかじめ決めておいてしまうとトーナメントを進行しながらの負担が軽くなります。これは好みが別れそうなところですが、私はあらかじめ配信台を決めてしまっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1685355103394-mhnhSHQpsw.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1685355137948-VVDKs2djB6.png?width=1200)
先ほど説明した通り、トナメルは参加者が勝敗結果の入力ができるようになっていますので
![](https://assets.st-note.com/img/1685354701742-IDtUbiSE0t.png?width=1200)
勝者が結果を入力し、敗者がそれを承認することで結果が確定します。
これを使えばわざわざ運営席まで来て結果報告する手間も省けますし、運営がトーナメント表に入力する手間も無くなります。
もちろん、運営側からも試合結果の入力はできますので、配信台の試合結果くらいは運営が入力すると良いと思います。
で、こうしてどんどんトーナメントが消化されていくのに合わせて、対戦カードのメモ欄も更新していくのです。
次の対戦カードの対戦番号を、終了した台の若い番号から入れていきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1685355200387-skBbws4a2X.png?width=1200)
次に対戦相手が揃ったカードは「#W2-4 へろーvsザクレイ」なので、そこに今終了している一番若い番号の3を入れましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1685355312014-qhp29H1DFW.png?width=1200)
これでアナウンス無しでもそれぞれが対戦台に入って対戦できるようになるってわけですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1685355479904-wD3jHxdsLG.png?width=1200)
進行に余裕が出てくると思われます
これをすれば運営の負担は
・トーナメント表見ながらメモの更新
・対戦相手が行方不明の時だけアナウンス
となり、
参加者の負担は
・トーナメント表見て対戦台に入る
・結果入力(30秒で終わる)
となるはずです。
この作業でグランドファイナルまで駆け上がれって感じが今回提案するトナメルを用いたトーナメント進行方法です。
おわりに
どうでしたでしょうか。私自身あまり他の地域のオフに行ったことが無いのでセオリーを語れる立場でもないのですが、基本的にスマオフのトーナメント進行は運営への負担がかなり大きい印象がありました。
毎試合毎試合「結果受理、記入」「トーナメント表を見て対戦台を考える」「呼び出しのアナウンス」をしていたら受付から離れられなくなるし、一組ずつしか処理できないのでどうしてもタイムロスが発生してしまいますね。
それを捌ききれる人間も確かにいるのでしょうけど、個人のパワーを理由にしてしまうとオフを運営するハードルは上がる一方で、良いとは言えません。良い人間も必要ですが、良い仕組みも必要です。
初めにトナメルの「参加者が結果を記入する」という機能を見つけた時は良い感じに負担が分散できると思いましたが、それだけでは参加者が次の対戦相手や対戦台を探すのに手間取り、参加者サイドの負担が増えすぎてしまう。かといって進行のアナウンスは最小限にしたい。うまい落としどころがこの辺なのではないかと思っています。幸い、スマオフ勢の民度はかなり良い方らしいので、その民度も上手く活かせる方法なのではないでしょうか。
オフの主催や運営に対してのハードルが下がり、もっと多様なオフライン環境が醸成されることを願って今回の記事の締めとさせていただきます。読んでいただいてありがとうございました。
↓おまけ(記事作成のために作った架空の大会)
https://tonamel.com/competition/4Tzpr
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