日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【叡尊】
27 叡尊(えいそん)(1201~1290)
地域からの世界史 日本 大江一道 朝日新聞社
叡尊とその弟子忍性(にんしょう)(1217~1303)は文殊菩薩の信仰を説いて、貧民救済や社会事業、寺院建立など精力的な活動をつづけた。
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茶道入門 監修千宗室 淡交社
奈良西大寺で催される大茶碗をはじめ特大の茶道具を用いて行われる茶会で、鎌倉時代、叡尊が鎮守八幡の神前に供えた茶を人々にふるまったのに始まると伝える。 28ページ
いけばな古今書籍一覧 小林鷺州 大日本華道会
南都の元興寺の護命僧正(749~834)が花を好んで自ら作り仏にも供へ自分にも立て々楽しんだ。
当時の花畑であったと云う土地が奈良市に花園町と称して跡を留とめている。が、其の頃は花道が未だ現今のように一般に流行したとは思はれない。護命僧正入寂せられたのが紀元1494年である。
降って京都栂尾山の明恵上人(1173~1232)が護命僧正の花の挿し方を追慕されてこれを行われた。
僧正の定められた花の規矩(枝の配置)たる地水火風を上人は地水火風空に改められたという。上人の入滅は1892年である
大和西大寺の叡尊は明恵上人の花の法則を慕はれて自らも立てられ、他にもつたえられ、号を松月堂と言った。 101ページ
叡尊は、明恵上人を慕はれて、あるべきようはを受け継いで、生活感情をあらわしている。