プライバシーでしょうが

ずっと見たかった映画が続々とネットフリックスに公開され始めている。嬉しい。嬉しいね〜。そのうちの1つ「愛なのに」をみた。久しぶりに、ワクワクして胸糞悪いけど良い意味でモヤモヤする映画を見つけた気がして。ネタバレになるかもしれないけど。

初めは高校生らしく無知で一途に愛を伝える岬と正雄が可愛らしくて。けど、はっきりしない浩二。はっきりしない一花。中途半端な旦那。とてもイライラする。旦那が浮気をしていたから、なんて理由で一花も自分に好意を寄せていた男と関係を持ち。けどそれぞれが恐らく自分の意思で行動を改めて(割愛)結婚する。演出としての不倫は面白い。その後浩二は自分の気持ちに正直になり岬に思いを寄せつつあったけど、やっぱり30歳と高校生は本人同士はどれだけ想っていても親が黙っているはずがない。岬の両親が浩二の家に乗り込んだ時、「愛を否定するな」って怒った浩二、かっこよかったぞ。殴るのは良くないけど。プライバシーなんです。自分の気持ちに正直になって岬との距離がいい感じになりつつあって。最後のシーン、「(両親は)関係ありますか?私たちに。」っていう台詞、引き出物を分け合うシーン、岬の一途な気持ちと想いを寄せ始めた浩二の気持ちが読み取れて面白かった。岬の制服、鉄棒少年の成果、からも時の流れを感じ取れて「いろいろ」あった事が分かる。。。負けずに結婚してくれ!!!!

(脚本)岩井ワールド全開で引き込まれる映画だった(￣▽￣)結婚を否定するシーン、肯定するシーン、愛なのに間違った行動を取ってしまう人達、モヤモヤするけど共感もできて面白かった。久しぶりに、感想を書き留めたい！この面白さを共有したい！と感じさせてくれる映画だった〜感想ノートなくしたけど。是非、見たことない人は見ると良い。エンディングも良かったゾ。やっぱり岩井俊二。プライバシーでしょうが。