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抗がん剤始めました

9月5日、手術後2回目の外来。今回は病理検査の正式結果を教えていただくことになっていたが、術後の経過もよく、まったく普通の生活に戻っているので、緊張感もなく普通に診察室に入りました。

前回は9:30の予約で10:30に診察室に入り、診察時間2分だったので、今回は9:30に診察室に入れたことに感激していた私がいます!

まず、術前と術後の肺のレントゲンの比較(素人には変化がわからないレベル)。

そして、病理検査の結果。

早期発見、腫瘍は小さく、手術もしたし、もう完治だろう、と勝手に信じていました。特に問題を指摘されることはないだろうと思っていました。

ところが、腫瘍が胸膜に浸潤しているので、ステージとしては1ではなく、「1b」。再発の可能性があるとの説明。そして、このステージの場合、医師として抗がん剤を勧めることになっている、という、先生のあまり積極性の無い発言。全く想定していなかったので、答えの準備もなく、「はて、どうするべきか」と私の心の声。

先生の説明は

  • 2年間毎日服用する 経口抗がん剤

  • 2ヶ月の1回の通院 レントゲンと採血

  • 薬は古い薬であること

  • 再発するかしないかはわからないが、再発する人の9割にはこの薬は効果が認められない。 1割の人には効果が認められる

  • 副作用は限定的。肌が黒ずむ 気分が悪くなる人もいる

  • 服用を始めてから止めるオプションもあり

  • 術後6ヶ月で CT  と 呼吸の検査あり

  • もし服用しない場合 外来通院は半年ごと

外科の先生にとって、9割に効果が認められない抗がん剤は治療する意義があるのか…と考えているのかな?という印象をうけました。

主治医の先生はあまり多くを話す医師ではないので、こんなに話をしてくれたのは手術前日の説明以来であるな、と私の感想。

頭の中で、プロコンを並べて、スピードリスク分析。もし私が再発する運命であり、この薬が効く10%の分類に入れば、リスクをとる意味意義がある。
もし再発する運命で、効果が無い9割に入った場合は、潔く次の治療を検討する。
服用するリスクは副作用。気持ちが悪くなるのは絶対嫌であることは、はっきりしている。あとは、お金がかかること。健康保険組合の理事長経験があるので、抗がん剤がお金のかかる治療であることはある程度理解している。

私が先生にした質問は、「気分が悪くなったり、副作用が出始めたら、服用をやめることはできるか?」答えは「YES」。またもや、私が受けた印象は、「あまり効果がない薬なんだから、いつ止めてもいいのさ!」というドクターの姿勢!これは、私にとっては、わかりやすくと好感がもてました。

ということで、抗がん剤始めました。

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