妊婦健診〜なんでお腹からの超音波じゃないの?


妊婦健診で、お腹から赤ちゃんを見ることができるのに、なんで下からの超音波なの?
なんて思ったことありませんか?

内診台…イヤだなぁ…って気持ちになります。
私も嫌です…

特に妊娠初期は下からの超音波、経腟超音波を使います
なぜかというのは
超音波は周波数と言うのがあって経腟超音波は周波数が高いんです。周波数が高いと画質が綺麗でよく見えるんですね!
しかし、いいとこばかりではなく、経腟超音波で離れたところを見ようとすると画質が落ちてしまうんです。

それは減衰といって、超音波はターゲットまで行って戻ってきて画像をつくるんです。戻ってくる間に失速してしまうんです。

逆にお腹からの超音波、経腹超音波は、周波数が低いのでより遠くまで見ることができます。
赤ちゃんが育って大きくなると厚みが増してくるので超音波のプローブ(ビームが出るところ)から距離が離れても画像を作ることができるんです。

そんなわけで、妊娠初期はお腹からプローブを当てても子宮、更には中にいる胎児まで遠いため見たい部分じゃないものも画像に入ります。
そして情報量が多いと画像を作り上げる上で画質が下がると言うことがあります。
経腟超音波だとすぐそばに胎児がいるため鮮明に描写されるんです。
そのため経腟超音波が適しているんです。

助産師目線からお話すると
経腟超音波の時期はチュニックやスカートがおすすめです!!
経腹超音波の時期はスカートで下げれるならOKですが、ワンピースはめくらなければいけないのでおすすめしません。
健診の時に是非参考にしてみてください♡

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