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栂ノ尾高山寺

京高山寺にて

 京都駅からのバスは、混んでいました。どうぞ後ろの方詰めて下さい、ステップに立たないで下さい、との運転手さんの言葉が終わるとバスは出ました。
途中も同じ言葉が繰り返され、乗り込んで来る人を受け入れながら、大学迄やって来るといくらかずつ人が吐き出され、天龍寺、仁和寺と続く、そして高尾、槇ノ尾、終点の栂ノ尾に着きました。

参詣道をお詣りを済ませ降りてくる人々をかわしながら上がっていく、まずは金堂に向かいます。
参詣客の姿が多い、紅葉で有名だからでしょうか、

金堂に上がり前のグループが終わるのを待ち、中に入れて貰いガイドさんのご説明をお聴きした後、御本尊の薬師如来坐像を拝観させて頂く、お顔が雨漏りがシミをもたらしている、涙とも言われている、そして指がとても優美で美しく思えました、他は金箔が良く残り台座が2段になっており、細かな文様が施されていました。

隣に安置されていた千体地蔵様が、一体一体細やかにキチンと作られているのに驚きました。

 金堂の前は、何年か前の嵐により木々が倒れてしまい今は修復中により、開けた空間となってしまっていました。  

 ゆっくりと今年は酷暑だった故か、真っ赤とは行かない紅葉の中を石水院へ下って行きます。
 国宝石水院には、先客の方々が彼方此方で今年の紅葉を写し撮ろうとしていました。此処には他の文化財もありますが、内部から蔀戸を上げて南面の清滝川の谷を越えて見える向山の景色が、額縁の画のように見える事が聞こえている、皆それを狙っていました。

 石水院を出るとお手洗いの横に、日本最古の茶園が其の碑と共にありました。

 のんびりと此の山の中とも言える高山寺の石段や白壁、佇む建物等を見ながら下山しました。

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