見出し画像

蒼穹のフリューゲル60

神殺し

破壊の
プロセス
ユニット

ユニットは
四種

聖釘

茨冠

聖十字架

聖槍

その
それぞれの
ユニットが
分離し
対象を私達に
向けた

エノクです

破壊の
ベクトルは
直径100mの
先端の
主砲から
最後部の
先端の
副砲まで
一斉に
閃光を放った

全長20kmの
質量が破壊の
ベクトルを放ち
真っ直ぐ
着弾する

爆破

エノク
「変異させないと」
タケ
「質量が小さすぎだな
もっと拡張させないと
制御出来ないぞ!」
エノク
「はい!」

結晶化から
更なる
膨張と変異

巨大な
鞭の様に
伸びた
変色の肉塊と
オーラの
結晶体が
上空に向かい
3km程伸びた

やがて
質量が傾いて
地面に向かって
倒れ込む


「大きくなった
では無いか」


ルーピー
「全部使え!」
「32本もあるだろう!!」

コイミズ
「黄金の卵から
孵る怪物の様だな」


ルーピー
「関心してないで
撃て」
「コブチ!」
コブチ
「全弾一斉射撃」

展開された聖釘
総数32本が
一斉に
火を吹く

フリュ
「一斉射撃来ます!」
タケ
「食い切れるか?」
エノク
「大丈夫よ」

着弾
爆破

更に
伸びる尻尾

迫り上がる
結晶

膨張する
朱色から
変色した
身体の
体積と質量

その身体を
支える
強靭な脚

更に強靭な
オーラを纏う

爆炎の中
変異させた
巨大な
身体を
ゆっくりと
持ち上げ
その全貌を
現し
立ち上がる

タケ
「大きくなったな」
エノク
「まだ膨張
出来るかしら?」
タケ
「にしたって、お前
3000m級の
大きさだぞ?」


フリュ
「奴さんの特定が
出来ました。
神殺しユニットです」
エノク
「ユニットから
傍観してたの?」
タケ
「良し、そろそろ
破壊するか」
「たらふく食べたろ」

エノク
「フリュ」
フリュー
「体積と総エネルギーの
比率が不釣り合いです」
「此処らで消化
してみては?」
エノク
「やだ、食べ過ぎ⁈」


タケ
「ガオー‼︎」
エノク
「キャ⁈」


直上に向け
口から熱線を
吐き出す

真っ直ぐ
果てまで
伸びた

閃光の
ベクトルは
聖釘に
着弾したらしい

タケ
「凄いな!」
エノク
「ビックリしたわ」
タケ
「次はお前な」
エノク
「わ、私⁈」

童心に
帰る様に
タケは笑う

後方に
迫り出す
結晶体の
山脈が
神々しく輝く

並々と
オーラを纏う

まだ空腹には
程遠い


エノク
「私は‥」


身体を
うずくまらせ
聖釘に
ベクトルを
向けた

エノク
「一斉掃射!」

無数の光線が
背中から
迫り出した
結晶体から
放出された

聖釘に向かい
真っ直ぐ
伸びて
次々に
着弾する


被弾し
半壊する

32本も
あった聖釘が
急に活動を
停止した

ルーピー
「主砲を破壊された」
「コブチ!反撃しろ‼︎」
コイミズ
「‥反応が無いな」

「使えん男だ」
「次は誰が出る」
コイミズ
「勝手はさせんよ」

上空を
十字に分断
する様に

直上に現れた
巨大な影が
迫る

エノク
「十字架⁈」
タケ
「聖釘無しで俺らを
拘束する気だ」
「破壊するぞ」
エノク
「待って、まだ
他にも来るわ」

周囲を
取り囲む
四体の
ユニットも
現れた

フリュ
「通信です」

ルーピー
「ここまでだ」
「手の内も見せず
良く抗ったな」


エノク
「 」
ルーピー
「一度に相手
出来るかな?」
エノク
「タケ、まだよ!」
タケ
「二兎を追うか!」
「良し、次弾装填だ!」

エノク
「?何かしら‥
浮いてる?」
タケ
「無理矢理貼り
付けにする気か?」

3000m級の
巨大な質量の
怪獣が
聖十字架に
引き寄せ
られる様に
ゆっくり上昇する

エノク
「また大きく
しようかしら?」
タケ
「育ち盛りだな」
エノク
「楽しんでるわね
タケ笑」

ルーピー

「弾けろ‼糞が︎‼︎」


ルーピーの
叫びと同時に
怪獣(私達)が
閃光と爆炎に
包まれた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?