mystery gem32
ビリーの拘束
負傷者の
意識回復
マフィアの
モヒカン男が
いきなり叫ぶ
男
「しまった!」
カナ
「 」
ナイフと
拳銃を外に
置いて来た
と言う
カナ
「脅かさないで」
男
「護身用にと
思ったらこれだ」
カナ
「必要無いわ」
男
「手ぶらで今日まで
生き延びたって顔だな」
カナ
「お陰様で」
シーラ
「理想としては武器の
要らない国が良いです」
カナ
「この森で再建
しちゃおうかしら?」
シーラ
「ベッドやお風呂とか
どうします?」
地上に降りて
調達するくらいは
可能だろうか?
テツオに
聞いてみた
テツオ
「造作もございません」
カナ
「移動って‥」
テツオ
「今後のアップデート
次第では可能かと」
男
「本気で言ってんのか?」
カナ
「半分ふざけて
半分本気よ!」
男が笑う
肩が
躍る様に
動く
男
「気に入った!」
「ジャズだ」
カナ
「宜しくジャズさん」
負傷者
「あ、あの‥話を」
包帯姿で
患部を抱え
誰もが
スルーしていた
王都の進軍は
既に
フィールド
付近に集結
していた
殿下
「壁‥か」
参謀
「恐らく、この強度では
砲撃も通じませんな」
参謀
「‥アレは」
参謀が移動し
フィールドに
落ちている
ナイフと
拳銃を
手にする
マガジンを
確認し
段数が
一発だけ
残っている
事を確認した
殿下
「参謀、どうした?」
参謀
「落とし物です」
そう答えた
参謀が
殿下に
発砲する
殿下
「 」
倒れる
殿下
白い衣装が
真っ赤に染まる
殿下
「参‥謀」
「この為に‥」
参謀
「変ですな。弾が
残っておりました」
「さて、殿下はお倒れに
なられた」
拳銃を
放り投げ
部下をまとめ
その場を
立ち去る
血に染まる
殿下を残して
意識は
昏倒して行く
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