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アルゴリズム伝記83

FAPUSの
生産が続く

聖十字軍
攻略への
決戦も
近付いている

一等砲撃手の
ジャッカから
砲撃の
手解きを
受けた

十字架の
主砲にて

小柄な
私には少し
大きく感じる

ジャッカ
「良い精度だね」
シーラ
「外さなければ、ね」
ジャッカ
「対象は俊敏なら
射撃より接近戦かな」
シーラ
「遠隔ユニットで
ブレードは自立
させてるけど」
「射撃も高精度化
させて設計してあるの」


ジャッカ
「FAPUSか。それなら
訓練より機体から
教わった方が早いね」

ジャッカが
笑顔を見せた

少し
元気が出た

因みに
追加武装に
誘導ミサイルも
製作して
もらっている


十字架を
降りた後

二人で歩く


シーラ
「ねえ、将軍は
何者なのかしら」


ジャッカ
「少なからず人間じゃ
ない気がする」


シーラ
「だとしたら、一体‥」




カナさんの元に
新しい仲間が
参戦する


カナ
「エルドアで縛陣を
書かされてた子ね」
「確か‥リリオ?」
リリオ
「はい!私にも
手伝わせて下さい」


カナ
「縛陣はリスクが」
リリオ
「私は忍びの者です」
カナ
「隠密行動、ね」
「あちらは戦場になるわ」
リリオ
「分かっています」
カナ
「トマリ」


トマリ
「プラントに
スキャニングして」
「最適な武装ユニットを
設計してくれる」
リリオ
「案内していただけますか?」



リリオ
「これは?」
トマリ
「プラントを見るのは
初めて?」
リリオ
「はい。藤森には
無いものです」
トマリ
「藤森?君の家系かい?」
リリオ
「私は水神大国の者です」
プラント
「ご要望ですか?」
トマリ
「彼女のスキャニングを
頼むよ」
プラント
「ユニットの設計を
ご所望ですね」
「スキャニング」
リリオ
「‥これだけ?」
トマリ
「寝て待てば出来るよ」
リリオ
「 」

リリオは
呆気に取られて
いたようだ

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