mystery gem34

殿下の
負傷から
一転して

次々に物資が
提供されて行く

ベッド

医療用具

私の
知らない
間に
テツオから
イドさんへと

カナ
「食料まで‥⁈」
「一体」

イド
「製造プラント
からの提供だ
そうですよ」
シーラ
「嬉しい！」
「カナさん！やっぱり
此処で建国しちゃい
ましょうよ！」

カナ
「これなら国の再建
行けそうね」
イド
「製造プラントと
判明すれば、色々
おねだり出来
ちゃいますね笑」

カナ
「物騒な製造は
ご遠慮したいわ笑」
イド
「はい笑」

談笑を後に

殿下の容態を
確認する

提供された
物資から
ガーゼと
包帯
治療薬を
取り出し
シーラと
イドさんと
協力
手当する

カナ
「ふう‥」
シーラ
「王都の皇族の方‥
なんですよね‥？」

カナ
「丁重にお迎えしないと
何か無礼じゃない？」
シーラ
「そうなんですけど‥
もっと怖い顔した
人だと思ってました」

なのに

撃たれる様な

裏切られる様な
人では無い方が
何故こんな姿に
されるの‥？

シーラの
問いに
涙が浮かぶ

此処に居る
王族の私

横たわる
皇族の方

再び
目覚めた時

どんな言葉が
帰って来るのか

私達は待った