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蒼穹のフリューゲル46


牢獄に
取り残されていた
シャル

足の怪我は
化膿していた


私が
地下施設の
牢獄を
解放している間


先生達が
捜索
していた事が
分かった

血塗れの
カチューシャ

果てまで続く
脳髄と肉片
混じりの血痕を
現場に残して

捜索は
打ち切られ
対策を
練っている間

タケが復帰して
捜索を
断念した事に
抗議していた
所だったと言う


エノクです!

頭部を
吹き飛ばされた
事はもう
バレていたけど

ただ一つ
第四形態に
シフト出来る
事はタケに
伝えた

シャルの
怪我を
治す為

声掛けの末
知り合った
クアルが
シャルの
化膿した
患部を治療
してくれた

エノク
「クアル、ありがとう!」
クアル
「こんな小さな子が
生贄として捕まっていた
なんて‥」
エノク
「目的は他にも
ありそうよ」
「とりあえずは
ひと段落ね」
クアル
「お疲れ様エノク
この子どうするの?」
エノク
「私の方で預かるわ
タケに頼んでみる」
クアル
「 」
「仲良いのね笑」
エノク
「///」




固有結界
シェルター施設

タケに頼んで
シャルとアリサを
相部屋に
してもらう

タケも
承諾してくれた

ようやく
一息つく


アリサ
「お姉ちゃん強い!」
エノク
「惨敗よ‥
戦いたく無いの
けど手加減すれば
命取りになるわ」
タケ
「血の匂いがするな
サッパリして来いよ」
エノク
「はい。アリサは?」
アリサ
「アリサも入る!」
シャル
「シャルも」

エノク
「ん」

三人で
禊の入浴



タケ
「‥ゼンキは、まだ
だろうな。エノクは
第四形態か‥」
「待ってろ、必ず
追い付いてみせる
この第三形態‥
威力こそ無いが
使い様によっちゃ
かなり使えるな」



エノク
「あ」
アリサ
「お姉ちゃん?」
シャル
「?」
エノク
「どうしよう‥」
アリサ
「どうしたの?」
エノク
「二人の事先生に
相談しないと
いけないのに
忘れてたわ」

アリサと
シャルが
泡まみれで
顔を見合わせる

エノク
「着替え」
アリサ
「あー」
シャル
「あい?」


インターホンで
タケに連絡する


エノク
「タケ、先生に
二人の事、連絡
してほしいの」
タケ
「何⁈まだ言って
なかったのか?」
エノク
「ごめんなさい!
シャルの怪我も
あってうっかり
してたのよ‥」
タケ
「わ、分かった」
「フリュ、場所
分かるか?」
フリュ
「はい!折り合いも
付けませんと」
タケ
「何?」
フリュ
「揉めたでしょう?」
エノク
「あははは」
タケ
「お前が笑うか⁈」
「嗚呼‥じゃあ
行って来るわ」
エノク アリサ シャル
「行ってらっしゃい♪」
タケ
「///」
「‥お、おう!」


嗚呼‥
素敵

何て
賑やかな
時間なの
だろう

私達

家族みたい‥

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