蒼穹のフリューゲル47
ま、
俺も高校生
だからな
気不味い一面も
作っちまう
俺だ
タケだ
固有結界の
シェルター施設
俺達の
今の生活の場
組織化された
合同学校で
俺とエノクは
同棲生活へと
変わった
嗚呼
アリサとシャルも
居たんだったな
エノク達が
浴室で
命の洗濯を
してる間に
フリュの
案内を借りて
ディール先生の
所に向かう
所だ
その途中って
訳だな
フリュ
「気持ちは
分からない
では無いですよ」
「フリュもお姉さんが
心配だったんです」
タケ
「内包者でも
頭部破裂で
引き摺り回される
なんてな‥」
「捜索中断となりゃ
俺だって‥」
此処か
インターホンを
鳴らした
タケ
「先生、俺だ。タケだ」
ディール
「タケ?」
事情を
説明する
応じたのか
案内してくれた
先生と歩く
タケ
「‥すんません」
「取り乱して」
ディール
「良いのよタケ
エノクの事」
タケ
「え?」
ディール
「よっぽど好きなのね」
タケ
「えっ///」
ディール
「自分から内包者に
なるなんて、中々出来る
事では無いわ」
タケ
「政界の内包者と
一緒にされるのは
勘弁スよ‥」
ディール
「あちらは恐らく
グノーシス主義ね」
タケ
「‥グノーシス?」
先生曰く
統一された
宗教的行動概念に
よって内包された
集団の者らしい
その本質は
「知識」「認識」
だと言うが
奴らは
政界の駒に
過ぎない
奴らが崇める
真の神が
こんな奴だと
思うと
不愉快だ
ディール
「エノクを思って
守る力で内包者の道を
選ぶのは宗教の理念も
超えた決断だわ‥」
タケ
「そ、そうスか?」
ディール
「あの子達のサイズ‥」
フリュ
「年代年頃で大体
データは出せます!」
タケ
「助かるな!」
袋に包んで
日用品ごと
持たせてくれた
良し!
これで
アイツらと
生活が
出来るな
ディール
「タケ」
「どんな気持ち?」
タケ
「え?」
ディール
「あの子達と
生活できるって」
タケ
「‥良く分からないスよ
家族みたいな」
ディール
「あの子達の事‥
頼んだわよ」
タケ
「はい」
「あの‥」
ディール
「?」
タケ
「何で、グレッゾ先生と
行動してるんスか?」
ディール
「 」
「あ、あー///」
タケ
「あ‥」
なるほど
そりゃ
結婚くらい
するだろう
一応黙って
おこう
タケ
「先生、ありがとう
ございます!」
「おやすみっス」
ディール
「え、ええ」
「おやすみ」
ディール先生に
一礼する
俺は
走って
エノク達の待つ
部屋へと
戻った
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