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アルゴリズム伝記82

FAPUSの
依頼から
しばらくかかる

要塞化した
プラントを
相手にするには
十字架では
呆気なく
撃ち落とされる



参戦する
メンバーも
次々に増え

プラントへの
要望が
相次いだ

皇帝の
訃報に
オウドリーフの
魔女達が
皇帝の眠る
プラントへ
花を手向ける

別れを
惜しみ
啜り泣く
者もいた

ベアルーヌ
「救われた身だ」
「大義だ」
シーラ
「うん」


カナ
「子供達も行くって
聞かないの」


ベアルーヌ
「稽古でもつけよう」
「お前達!」

カナさんが
苦笑いする

私は笑えない

カナ
「乗っ取られていたなんてね」


シーラ
「悔しい」


カナ
「出来る?破壊」
シーラ
「私がやります」
「イドさんはもう」
カナ
「 」

想像したくない

エノクが
側にいる


シーラ
「聖釘はむやみに使うと
力を使いすぎるから
気をつけてね」
エノク
「ん」
カナ
「シーラ、オウドリーフを
どんな街にしたい?」
シーラ
「え?」
カナ
「皇族になるんでしょ」
シーラ
「‥皇帝からもっと
話をしたかったです」
「それに今は」
カナ
「そうね」
「私も」
シーラ
「え」
カナ
「今度ばかりは
破壊するわ」
「誰も死なせはしない」
シーラ
「はい!」

将軍は
おそらく



聖十字軍を
縛陣で
統括する
独裁者

敵は
全てプラントの
アンドロイド達


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