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蒼穹のフリューゲル51

おはよう
ございます♪

エノクです!


私達の
固有結界シェルター
避難生活が
始まり
一夜
明けました

シェルターの
合同食堂

「ケット・シー」
17番テーブルで
私とタケ
シャルとアリサ
ノイルとゼンキで
朝ごはん
食べてます

学校封鎖による
組織化で
授業凍結
ご飯を
食べ終わったら

私達
どうするの
かしら?

ノイル
「はい、あーん♪」
ゼンキ
「いやーんじゃねー!」

第四形態で
ガブリと
頬張るゼンキ

ゼンキ
「クソ!結局元に戻れねー」
「タケ、俺お前より
背高かったよな?」
タケ
「自分の身体も
忘れたのかよ」
「ゼンキ、尻尾邪魔だ
テーブルから出せ」
アリサ
「ペット?」
ゼンキ
「ペットじゃねー!」
「お前、俺が
悩んでんのに
呑気にパフェ
頬張ってんな!
yo ko se!」


ノイル
「‥テーブルから
落とすわよ?」
エノク
「ブフっ!ゲホゲホ‥
ケボ‥食事中に
笑わせないで‥笑」

なんて
盛り上がってたら
ディール先生が
やって来た


ディール
「おはよう、みんな」
エノク
「先生、おはよう
ございます!」
ディール
「どう?生活は?」
エノク
「ベッドが足りないわ」
先生
「手配しとくわ
ダブルで良いでしょう」
「足りない物は
遅い時間でも
遠慮なく言いなさい」
タケ
「助かります」
ディール
「それで?昨日の騒ぎ
元凶が、このゼンキ?」

ギクリと
動きが止まる
ゼンキが先生に
向き直る

ディール
「第四形態で
何遊んでるの?」
ゼンキ
「も‥戻れないッス」
ディール
「自力で何とかなさい」
「じきに学長から
連絡が来るはずよ
収集が来たら
集まる様にね
ログは追って伝えるわ」
エノク
「はい先生」
タケ
「先生、内包者について
説明があるんスけど」


ディール
「それも含めて
後でお願いね」


先生も
忙しいのだろう
行ってしまった

タケ
「下層の現状も
気になるな」
ノイル
「ラグラの固有結界
シェルターは、世界規模で
避難させた筈よ」
「外がどうなってるかは
私達には分からないし」
ゼンキ
「下層がどうした?」
ノイル
「ベクターBOXに
篭ってたから
知らないでしょうけど
次々にランドシップが
粉砕されたのよ」
ゼンキ
「 」
「世界規模でか⁈」
タケ
「ああ‥」
エノク
「 」
「この子達の前で
その話はやめて‥」

アリサと
シャルが
黙り込む

エノク
「此処でする
話じゃないわ」
ゼンキ
「政界の奴ら‥」
ノイル
「あ!」
ゼンキ
「何だ?」
ノイル
「先生に首輪とリード
頼むの忘れたわ」
ゼンキ
「いるか!んなもん!」
エノク
「ブフッ!」



朝食後

先生の案内で
ベクターBOXで
ベッドを格納
させた

ディール
「日用品で
足りない物は?」
タケ
「とりあえずは」
エノク
「無いと思います」
ディール
「何かあれば言って
くれれば手配するわね」
エノク
「はい、ありがとう
ございます!」
「アリサもシャルも
これなら喜ぶわ」


先生が
微笑む

ディール
「家族の様ね」
エノク
「夢みたい」


タケ
「この前まで、俺達
普通に学生だったのにな」
ディール
「子供達の中には
まだ幼い子も多いの
学校側だけでは
追いつかないわ」
タケ
「その世話で
追われてるのか」
エノク
「授業も出来ないなら
私達で出来る事があれば」
ディール
「あなた達には
アリサとシャルが
いるでしょう」
「気持ちで充分よ」
エノク
「 」
タケ
「すんません」



部屋に戻る

その頃には
洗濯物も
乾いていた

アリサとシャルが
バタバタ迎えに来た

シャル
「とーちゃんかーちゃん
おかえり!」


エノク
「ただいま///」


タケ
「エノク、洗濯物
畳めるか?」
エノク
「え?あ、はい」
タケ
「下着類もあるだろ?」
「俺は掃除するわ」

洗濯機の手入れは
後でタケがやると
言い動き出す

乾いた洗濯物を
取り込むと
アリサが
手伝い始めた

掃除機を
取り出した
タケが微笑む

私もタケを見ると
笑顔が溢れた

アリサが
私の
下着を掴むと
広げた

アリサ
「パンツ!」
エノク
「ちょ!アリサこんな
所で広げないで///」

タケが赤面で言う

タケ
「だから任せたんだ」
エノク
「はい‥///」
フリュ
「学長から通達です」
「広場で集合する
そうです」
タケ
「来たか」
エノク
「アリサ、シャル
後をお願い出来る?」
アリサ
「はーい!」
シャル
「あい!」
タケ
「良し、行くぞ」


私とタケは
部屋を出る

みんなが集まる
場所へと向かった

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