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夢物語(平行世界)

気がつけば、私の姿は幼い少女。

精神世界に性別年齢は関係ない。

私は自然と受け入れ、子供心の童心へと逆行する。
窓を開けて家の屋上に向かって走った

風が吹く。
伸びた髪がなびく。
空を仰ぎ見上げた頭上から
岩礁が現れ、ゆっくり横切って行く。

機械仕掛けの岩礁には
青い紋様があり、3本線の
ストライプが見えた。
巨大な歯車を回しながら。

指描きは慣れてないが
大体こんな風になる。

たまらず部屋に戻ると、タンスからしっちゃかめっちゃかの衣類から靴下を探し、黄色の小さい靴下を見つけると、一足掴み玄関口に待つ家族の元へ向かう。

今日はお出かけの日。
玄関の引き戸目掛けて駆け足で
外へ飛び出した。

あの岩礁はまだ近くを漂っているだろうか?
ワクワクしながら
光に包まれ、眠りから覚めて行く。

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