mystery gem25
走る
落ち着け
僕はトマリ
グリーンの
フィールドから
出入するには
テツオ
「アップデートの
条件にはカナ様が
側に居る事が前提です」
分かってる
カナの持つ石
万一に備え
ワンランク上の
アップデートを
済ませていた
カナが手にした
端末に送信した
石の
アップデート
効果は
二つ
力を使う
回数を
増やした事
2、3度で
昏倒する
事態には
ならない筈だ
もう一つ
フィールドの
外側に出入り
出来る事
カナとシーラが
追い付いた
アップデートの
詳細を説明した
カナも驚いて
石を眺める
カナ
「トマリ、本当?」
トマリ
「うん、シーラも
分かるね?」
シーラ
「他言無用」
トマリ
「良し、外側は
危険もある
行くよ!」
カナ
「はい」
トマリ
「 」
カナ
「血痕⁈」
トマリ
「続いてる」
トマリが
耳を
地に付ける
聴覚が
発揮される
トマリ
「 」
「こっちだ」
居た
撃たれたのは
大型船の
隊員の一人
私は
思わず
ガクリと
膝をつく
カナ
「 」
トマリ
「しっかり!
意識は?」
男
「‥嗚呼、先日は
助けられた」
トマリ
「礼は後さ。テツオ」
テツオ
「こちらで手当てを
安全です」
トマリ
「撤退だ‥」
カナ
「‥ジェシカさんは?」
男
「此処では‥」
トマリ
「行くぞ!」
「まだ彷徨いてる
かもしれないんだ」
やむ無く
怪我人を
搬送
強力な
磁気を発生する
金属を使って
体内の弾丸を
取り除く
後は
男
「すまん‥」
カナ
「ん」
「安静にして」
男を横にし
一人頭を
抱えた
気持ちが
揺らぐ
テツオ
「カナ様、具合でも?」
分からない
知らない間に
誰かが
倒れ
傷付く
こんなの
シーラ
「カナさん、時間が
必要です。焦っても」
カナ
「一体何が‥」
「駄目、じっと
してられない!」
指を咥えて
待ってなど
居られるものか
カナ
「お願いテツオ、
あの子達に
外の状況調べさせて!」
テツオ
「小型ユニットの
偵察‥でございますか?」
カナ
「そうよ、フィールドに
篭ってるなんて
出来ない」
テツオは考え
提案した
テツオ
「リモートで
お渡しした端末で
状況を見る事が
出来ます」
カナ
「それで良いわ!」
「出して‼︎」
三体に
分けられ
それぞれ
リモートさせる
私だって
この血に流れる
王族の血統に
賭けた
意思がある
連中の好きに
させるものか
カナ
「頼んだわよ」
ユニットが
舞う
フィールド外へ
出すと自ら
舞い上がる
カナ
「行って‥調べて来て」
散開して
森から上昇して
行った
シーラ
「カナさん」
「カッコいい!」
イド
「まるで王の風格ですね」
‥王族
なんですが
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