アルゴリズム伝記40
モニターが
一斉に光って
見えなくなる
輝きが
落ち着いた頃
再び
モニターに
現れた
光景
カナ
「強制転移?」
ベアルーヌ
「街?」
シーラ
「艦隊を転移させた⁈」
エノク
「わぁ」
カズ
イーノ
ロカ
「あわわわわ‥」
部下
「通信が来てます!」
カナ
「繋いで」
モニターに
現れた男性
若い
右手には
ブヨブヨに
超えた
軍服姿の
老人
男性
「オウドリーフ、創世記
から続く皇帝です
名前は無いんですが」
「誘導の協力感謝します」
カナ
「噂は本当だった‥」
ジャッカ
「想像してたのと
違ってた」
シーラ
「此処は一体⁈」
皇帝
「転移の乗り降りが
出来る筈です」
「こちらへ」
空間に
広がる帝都
その中央区にある
広い屋上に
彼の姿が見えた
艦隊はゆっくり
編隊を崩さず
ゆっくり回る
私達は
総員を束ね
艦を降りた
魔女と
部下を含む
300人規模の
乗組員
皇帝を
名乗る彼は
笑顔で
迎えてくれた
皇帝
「此処は固有結界に
建国された帝都です
そちらにも魔女の団体が
集まってますね」
カナ
「固有結界?」
シーラ
「多分プラントと同じ
機能を持ったやつです」
銃弾や
閃光を
取り込んだ
あの機能
カナさんも
ハッと気づく
カナ
「これ程大規模な固有結界
初めて見るわ」
シーラ
「皇帝、名前が無いって
言ってました」
皇帝
「一度解散しませんか
立ち話も何です」
複数人の
メイドさんが
乗員を
案内する
私達一行は
皇帝の案内で
内部へと
招待された
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