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アルゴリズム伝記28

大司教の
激戦から
一転

戦闘行動
不能に陥った
頭部から
胸部のみの
大司教に
一同が群がる

止めの一撃は
砲撃手の
一等兵に
よるもの
だった

一等兵
「見たか!」
「敵だ‼︎」
大司教
「 」
「皮肉よ。一等兵に
止めとはな‥」



ベアルーヌ
「時代は変わった。
もはや戦闘は無意味だ」


大司教は笑う
ママが
銃を構える
一等兵を
静止する

ベアルーヌ
「よさんか。もう
ケリはついた」
シーラ
「一度で良い。答えて」
「艦は被弾した筈」
大司教
「私は異端審問だ
戦艦ではない」
シーラ
「赤十字軍じゃない⁈」

失笑された

軍は
単体では
動かない
ものだと

だとしたら
あれは‥?

大司教
「闘いに身を投じる
私の最後にふさわしい」
「その娘、圧倒的な
までの軍事力よ」


カナ
「娘は兵器でも
兵でも無いわ」


大司教
「ならば軍を前に
守ってせしめよ」


「 」


笑う

そして
沈黙した

敬意なんて
無いけど

私達は
彼を
埋葬する



いつか
花束を
持って行こう



私はそう
思いました

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