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アルゴリズム伝記79

突然の
皇帝の
最後

将軍に
裏切られ
プラントの
中でしか
埋葬出来ず
半開きの
眼が
私の感情を
ぐちゃぐちゃに
引っ掻き回す

もう無理


一人に
なろうと
走った

けど

私を
追いかけて
エノクが
声をかける

エノク
「シーラ」


シーラ
「嗚呼‥一人に
なりたかったのに」


エノク
「やだ。一人なんてやだ!」


シーラ
「そう‥だね」


沈黙

何から
話そう

エノクは
私の言葉を
待っている

シーラ
「キト」
エノク
「え」
シーラ
「皇帝の眼差しが」
「キトみたいに
見えたの」

エノク
「 」
シーラ

「もうやだ」

エノクを
抱きしめて
泣いた

ママが
駆けつけ
見守る

エノク
「キトは皇帝?」
シーラ
「違うの。けど」
「良い人がどんどん
消えてくのはやだ」
エノク
「まだ生きてる」
「みんな生きてる!」


シーラ
「ありがとう」
「ごめんね。私
この街離れられない」

エノク
「ん」
「ママ」

カナさんが
歩み寄る

カナ
「オウドリーフの皇族」
「バムイ族として生きる
つもりなのね」


シーラ
「カナさん‥」
「ママ、私」

ベアルーヌ
「やむを得ない、か」
「姫君」
カナ
「はい」

トマリ

「まだだ」

トマリさんが
割って出る

トマリ
「将軍は失踪したままだ」
「このまま終われないよ」
シーラ
「分かってます」

目の
行き場に
困る

エノクと
目が合う

少し
考えた私

エノクには
聖釘の
ユニットが
あるように

そうだ

私達にも
何か

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