アルゴリズム伝記44
何層もの
防衛網で
囲まれた
大国
エルドア
中央区の
城が聳え立つ
王冠を被る
王と
王女
王
「此処まで千年かかった」
王女
「また連れて来られる」
王
「む?」
王女
「魔女よ。あちこちで」
王
「年々数は減っておる」
王女
「 」
何が正しく
間違えて
いるのか
異端審問に
逆らえない
現状
刃向かえば
落とされる
王
「あれは‥何だ」
王女
「防衛網に向かって来る」
兵
「空中艦隊です!」
王
「それは分かっている
対処せんか!」
兵
「は!」
武装態勢に
移行する
エルドア
防衛網から
砲台が次々に
現れる
王
「撃てい」
艦隊に向け
砲撃を
開始した
次々に
青いサークルが
砲弾を飲み込んだ
艦隊は
防衛網へと
進軍する
王
「あれは‥もしや十字架⁈」
王女
「2隻も⁈」
「一体何故?」
王
「異端審問⁈いかん!
砲撃やめい!」
「やめんか‼︎」
弾幕に
達する直前で
砲撃が止む
王
「‥着弾せんとは」
兵
「通信が入っています!」
王
「繋げい」
カナ
「砲撃も止んだし
良いかしら?」
シーラ
「そうですね」
カナ
「えっと、戦闘が
目的では有りません」
「武装は解除願えますか?」
王
「貴殿は何ゆえ‥?」
カナ
「異端審問の解体を報告
それと‥トマリ」
トマリ
「あ、はい。大司教亡き今
これ以上の魔女狩りは
無意味です。街の司祭に
呼びかけてもらえますか?」
王
「何と⁈」
王女
「大司教が⁈」
「誠か?」
カナ
「私達がこの十字架で
旅をしているのが
何よりの証拠です」
「皇帝」
皇帝
「オウドリーフの皇帝に
なります。軍事力を必要と
しない艦隊を編成した
姫君と同盟を組みました」
王
「聞いたことがない」
皇帝
「同盟を組んだばかりです」
「魔女狩り解体に向け
協力頂けませんか?」
王
「解体?」
王の回答は
はたして
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