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小説攻強皇國機甲8

翌朝

ライオの
頭を枕元に
して寝ていた



リズは

うさと
寄り添って
寝ている

雨上がりの
異世界
ラグラ

草原を
眺めて
遠くを見た



僕は

「それで良い」

アルゴ
「えっ⁈」
「うなぎ⁈」


うなぎ
「遠くの眼差しは
心眼に向けたベクトル」
「開眼せよ」


アルゴ
「‥本質に向けて」


うなぎ
「そうだ」
「考えるな」
アルゴ
「僕はまだ‥」
うなぎ
「年齢は関係ない」
「もっと遠くの眼差しで
見つめる事」


アルゴ
「 」
「はい!」


リズ
「アルゴ?誰かと話してる?」


アルゴ
「あ、うん」

リズを見て
うなぎに
向き直るも

彼の姿は
なかった

リズ
「うん?」


アルゴ
「ありがとう」


リズ
「?」
「私?」

僕は笑って
返した



再び
歩き出す

奇岩の穴を
後にした



ラグラは

不思議な
異世界だ

不思議な
地形

青紫に
光る岩

奈落に
流れ落ちる

どれも
初めて見る

リズ
「お腹空いてきた」
アルゴ
「昨日から何も
食べてない」


ライオ
「町に向かって
歩こう」


背伸びをし
近くの川で
顔を洗って
サッパリ

僕達は
再び
歩き出した

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