見出し画像

小説攻強皇國機甲6


さてと


「戻って!」

衝撃で
手放した
ブレードパーツが

自力で
回転しながら
飛んで来た

ひらりと
避けるうなぎ

うなぎ
「油断は禁物」

「はい!」

ブレードパーツを
キャッチと
同時に
前方に
突き出し
うなぎのソード
目掛け
閃光を放つ

破壊

うなぎ
「 」
「おお‥」
うさ
「まだやる気?」


うなぎ
「ふふ」

どっしりとした
脚で胸部を
蹴られる

蹴り飛ばされて
体制を
立て直す

うなぎ
「‥それで良い」
「今回はここまで
更なる成長を
楽しみにしている」


うさ
「‥!」
ライオ
「うなぎ‥」


うなぎ
「また会おう」

発光と共に
うなぎの巨大な
ロボットが
飲み込まれ
消えた


「次は僕も呼び出せないと
今度は‥」
ライオ
「低いんだ」

「えっ?」
ライオ
「簡単な事じゃない」

「 」



「私、頑張るから
まだ戦えるから」

「‥どうしたら」

悩んでも
成長はしない

ただ

ただ
悔しかった



戦いの後

うさの
機体から
降りて

抉れた地上を
眺める


「花が」
うさ
「こんな事する
奴じゃなかった」


ライオ
「それでも必要なんだ」



「ライオ、僕に
足りないものって何?」


ライオ
「学ぶんだ」
「気付いて成長する
必要がある」

その時

成長した分の
アルゴリズムが
上限に達する事が
必要なんだと

ライオは
説明した

気付かない
まま
戦えば

その分
色々なものを
傷付ける
事になる


そう

僕は
学んだ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?