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蒼穹のフリューゲル38

学長室の前

タケ


ビオラ
ネネ
ネグロ
マナ



ゼンキの
メンバーが集まる


傍らに
アリサの姿

ディール
「あなた達は此処で
待ってて」
「入るわよエノク」
エノク
「‥はい」

虚ろな
眼差しで
答える


エノクです




エイマ
「ディール、エノク」
ディール
「学長、話とは?」


エイマ
「まずこちらから
説明します」
「合同学校を封鎖します」
ディール
「封鎖⁈」

突然の封鎖
授業
通学
部活動
職員の出入り

全て

先生が
目を見開く

ディール
「政界が動きました」
「エノクの両親も
島ごと消されて」
エノク
「 」
エイマ
「下層に被害が
出ています」

ベクターBOXによる
固有結界
シェルターで
政界の
干渉から
人類を
隔離すると
政府が決定した

エノク
「今更」
エイマ
「確かに。遅すぎる
対応でした」
エノク
「アリサの証言で
やっと動く気に
なったなんて」
ディール
「エノク‥」
「政府の対応が
遅すぎます」
「まさか」
エイマ
「ラグラ政府に
スパイがいた様です」
エノク
「情報を遅らせて
贄を増やしたのね」
エイマ
「はい」

私は考え
提案した

エノク
「こちらで専用の
シェルターを
作りませんか」
エイマ
「私も同感です」
ディール
「なるほど。
生徒職員を収容出来る
専用のシェルターなら
生徒達に情報も送れる」
エノク
「この生徒の数なら
スキルに合わせた
生活の居住が可能です」
「学園封鎖より効率が良い」
フリュ
「お任せ下さい」
エノク
「フリュも推奨してます」
エイマ
「分かりました」
「全生徒の端末に
専用のログを」
フリュ
「了解です」
ディール
「早いわね」
エノク
「みんなの為なら」
「学長、合同学校の
組織化を提案します」

合同学校の
組織化
二、三名の
グループに
分かれ
共有し合う

エノク
「恋人同士、友人同士
信頼出来る組織化を」
エイマ
「考えましたね」
「RPGの編成人数では
齟齬が生じてしまう
かもしれません」
「多い場合は?」
エノク
「合流できれば
助け合いも大切です」
ディール
「そうね、人数制限を
あらかじめ決めない
方針なら」
エノク
「固有結界の施設も
必要です」
エイマ
「分かりました。
後は職員同士で
検討します」
ディール
「少し、自分をいたわる
時間が必要だわエノク」
エノク
「 」
ディール
「少し休みなさい」
エイマ
「最後にこれを」

学長が
2つの
物体を出す
鉄の球体

エイマ
「ポッドと呼ばれる
干渉エネルギー体
です」
「これがハイルド・アール
こちらがルド・アール」
エノク
「どう違うのですか?」
エイマ
「質量密度共に違います」
「内包するならばと
こちらで手配しました」
エノク
「これが‥」



タケ
「エノク!終わったか?」
エノク
「タケ、ゼンキ」
「選んで」

学長の証言通り
ポッドの
説明をした

タケ
「これがか‥」
エノク
「ハイルド・アール
質量密度が違うから
どちらを取るか決めて」
ゼンキ
「タケ、俺はこっちだ
良いか?」
タケ
「あ、ああ」

ゼンキが
ハイルド・アールを
手に取る

これで
二人は
内包者として
生きる事が
できる

エノク
「学長から詳しく
詳細のメールが
来るわ」
タケ
「どうなったんだ?」
エノク
「学校閉鎖よ」
「組織化して
結界シェルターで
生活する事になるわ」
タケ
「政界は?」
ゼンキ
「俺達で叩こうぜ」
エノク
「まだ分からないわ」

情報が
少なすぎる

真っ向勝負は
危険だろう

私も
悩む暇が
無かった

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