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小説攻強皇國機甲9

うさ
「嗚呼」

うさが川を
見つめ
答える

うさ
「川を越える
必要があるわ」
ライオ
「橋は無かった筈だよ」


リズ
「深そう‥流れ凄いわ」


アル
「あの向こうは滝だ」
「下は?」
うさ
「奈落よ」

ええ?

私の出番と
ばかりに
リズに声掛けを
要求した

リズ

「グレートありがと
ウサギ!」

うさに
乗り込んで
川を渡る

思ったより
深く
巨大うさの
腰まで浸かる


うさ
「此処まで順調」
リズ
「ありがと、うさ!」

その時
川下から
高く水しぶきが
上がる

リズ
「何⁈」

水しぶきから
巨大な
鉄塊ウナギの
姿

問答無用で
杖から
閃光を放つ



真っ直ぐ
こちらに
向かって来る

うさ
「来たわね」
「リズ!」
リズ

「years beam!」


巨大うさの
両耳が
砲撃に
ベクトルを定め
発砲する

巨大な
水しぶきで
視界が失われた

リズ
「!」


うなぎが
突っ込んで来た

ソードに
切り替え
取っ組み合う

うさ
「リベンジ?」


ウナギ
「挨拶代わりさ」
「ゲストを紹介する」

ウナギが
水しぶきを
上げ上昇する

奇岩の
てっぺんに
直立し
見下ろす



視線を
逸らしたと
思われた
その方角には

うさ
「は!あれは」
リズ
「 」


ライオ
「まずい!複数なんて」
アル
「ウナギの仲間達⁈」

「ワン!」

「ワニ!」

ボールに
乗った
逆立ち犬

星の杖を
持ったワニ

ライオ
「川は動きが鈍くなる
出よう!」
うさ
「飛ぶわ。リズ!」
リズ
「はい!フラップ全開!」

背中の
フラップが
全開して

粒子加速が
輝く

水しぶきを上げ
上昇した

変形すると
ロボット形態へと
変わる

ワン
「飛ぶなんて」


ワニ
「ズルいぞ!」


うさ
「自然を壊したく無いの」


ワン
ワニ
「変形!」

発光から
現れた
巨大なワンと
ワニが
同時に
変形した

どちらも
胸部が
前方に
迫り出した
特徴的な
フォルムで
ズシンと
大地に
めり込んだ


ウナギ
「見せてくれ」
「どう切り抜けるか」


アル
「‥つ!」


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