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半霊半物少女 外2


妹のロカ

喋らないのが
気になるんじゃ
ないんだけどなぁ〜

イーノでっす!

ずっと気になっていた
妹の、あ‥

あ‥は、ハネ毛?

すっごい気になってます。
両方とも跳ねてたら
ブァッファローマッ

ぶふっ‼︎

カズ
「‥古代図書館にギャグ漫画は置いてない筈だけどな」
イーノ
「ゴメ‥ちょっと向こう行って‥ぶぷッ」

カズ
「何を一人笑いしてたんだアイツ‥」

ロカ
「?」



はあ‥

腹筋ヤバかった

喋らないんじゃ
なくて、
喋れない
が、正しいんだね。

私達の心わかるから
悪い事思うとあの子
表情曇る事があるから。

トイレの鏡を見る。

お?

あ、コレ使ってみよ。

あの子たまに
コレ見てたし。

一つくらい
分けてあげよう

私もお姉ちゃん
なんだし‥
(意味深)



ロカの所に行く。

ハネ毛をまとめようと
したその時だった。

ロカがビックリして
後ずさる

積んである本の山が崩れた。

しまった‥

エノク
「ん?此処の本の上に乗ってたの何処行ったかしら?」
カズ
「あ、大事な資料書が‥!」
エノク
「ロカ‥?」

ママの声が低い‥
表情が曇る前に
私はロカを庇う。

イーノ
「ご、ごめんなさい!私がロカを驚かしたから‥」
カズ
「何してんだよもぉ‼︎」

ベクトルに反応した
ロカが走り出す。
私は追いかけた。

階段をかけ上がって
廊下に立ち止まる
ロカを宥めた。

イーノ
「ロカ‥ごめんね。コレ」
ロカ
「?」
イーノ
「あげようと思って」

髪留めを外す

ロカ
「 」
イーノ
「良い?ちょっと髪触るね?」

ロカが頷く。
最初からこうすれば
良かった‥

イーノ
「良し♪」
「いつもコレ見てたし、ロカにあげるわ」
ロカ
「‥!」

背伸びして
ギリギリ見える
自分の頭を
見て目をキラキラ
して見開くロカ。

ロカ
「‥‼︎」
イーノ
「似合うじゃん♪」

ロカは喜んだ
私はロカを抱きしめる。

いつもはこんな
接する事
無いんだけど

ロカが可愛いと
いつもより思えました。


おしまい!

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