mystery gem38
殿下の
怪我の容態
もうしばらく
かかりそう
私達は
協議し合い
製造プラントから
必要な物資を
次々と
提案した
あ
ちゃんと服は
着てます
まず
移動手段
それは
船
王都へと
帰還する船
こちらの
帰郷する船
それぞれの
救援物資
そして私は
石のアップデートの為
テツオとイドと
石の解析を行う
事になる
この石は
何か
私にとって
何なのか
私には
石の所有者
として知る
権利がある
プラントの
前に立つ
テツオ
「此処から先は
カナ様が直接
お調べになって下さい」
カナ
「端末でって事?」
テツオ
「大丈夫です。
分からなければ
説明も兼ねて
お調べ出来ます」
拘束したビリーの
件は、先に私が
石を解析した後で
私が直接相手を
すると伝えた
いよいよ
この石が
何なのか
私は知る事になる
プラント
「ご要望を」
カナ
「この石が何なのか
調べて欲しいの」
プラント
「スキャニング開始」
私の
胸部の二つの
石に青い輝きが
照らされる
少しお調べ
しますと
しばらくの
沈黙
カナ
「‥?」
プラント
「スキャニングの結果
画像と音声が貴女宛に
届いております」
「開きますか?」
カナ
「えっ?」
プラント
「消す事も出来ます」
カナ
「 」
「す、少し待って‥」
さっぱりだ
不安になる
それでも
私宛となれば
石からの
メッセージと
言う事に
なるのだろう
カナ
「‥良いわ、開いて」
プラント
「再生します」
「ママ‥」
カナ
「 」
「ママ‥」
カナ
「 」
プラント
「以上になります」
カナ
「も、もう一度‥」
プラント
「リピートします」
何度も
私に響く
「ママ」
誰なの?
もっと
良く見せて
何か答えて
涙が溢れた
膝をつき
咽び泣いた
しばらく
泣いた後
私は誓う
どんな事が
あっても
この石は
絶対に守る
拳を握り締め
立ち上がる
カナ
「ありがとう
理解したわ」
私は
イドとテツオの
元へ戻る
ビリーを
留置する
コンテナへと
食事を持って
歩き出した
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