見出し画像

mystery gem5

眩しい

朝?
カーテンの無い
窓から刺す
光に
目が覚めた

嗚呼
助かったわ

ゆっくり
身体を起こす

お礼言わなきゃ

ドアをそっと
開けて
挨拶してみた

カナ
「おはよう‥御座います」
ジェシカ
「あら」
トマリ
「やあ!」

私も笑顔になる

カナ
「ありがとうございます
助けて頂いて!」
トマリ
「お腹空いてる?」
カナ
「‥いい香り」
「はい!」

ジェシカさんから
私の経緯を
聞かれ

此処まで拉致
されたと話す



空から
落ちて来たと
誰もが
信じがたい
経緯を
真顔で語る

カナ
「私を訪ねる者がいたら
真っ先に死んだと
伝えて下さい」
ジェシカ
「 」
トマリ
「不思議な力?」
カナ
「詳しくはあまり
話せないけど」
「この子達に
助けられたの」
トマリ
「宝石‥いや、石だね」
ジェシカ
「ジュエルにしては
純度が無いわね」
トマリ
「どんな仕組み
なんだろう」
ジェシカ
「トマリ、仕事」
トマリ
「あ、そうだった!」


そそくさ
出て行った

ジェシカさんに

向き直る

カナ
「決して嘘では」
ジェシカ
「そうね。」
「人に話せる
内容では無いわね」
カナ
「あの、私に出来る
事ありますか?」

まだ肝心な事を
伝えて無いけど

帰る場所も
自分の国も
わからない私には
そんな説明は
不用の様に思えた




掃除洗濯

ジェシカ
「干すと煙突の煙で
汚れるから中で
干すの」
カナ
「上空からは
見えなかったわ」


年々稼動する
地域も減って
いるとか
いないとか

手に取った
洗濯物を広げる
男もの

カナ
「ひゃあ!」
「ジェシカさん!///」

トマリの下着で
テンパる
私を見て笑う
ジェシカさん

ジェシカ
「可愛いわね貴女」
「安心したわ
こっちは任せて」
カナ
「す、すみません‥///」


とは言え


外は彷徨かない
方が良い
だろう

特にこの石は
目立つ

カナ
「とは言えポケットも無い」
ジェシカ
「町の人には会ってみた?」
カナ
「えっ⁈いえ」
ジェシカ
「私の昔の服だけど
それでどう?」
カナ
「⁈」

こうなる

ジェシカ
「悪くないわね」
カナ
「丁度良いかも」
ジェシカ
「後で買い出し
付き合ってね」
「トマリの仕事
見てみる?」
カナ
「 」

そう言えば


仕事何してるの
かしらね?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?