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思いがけず、降ってきた「転職?天職!」


#天職だと感じた瞬間

「天職」、、、私の中では「好き、楽しいを職業にすること」。私はいかに!?

「好き、楽しい」と自慢できるような趣味や特技がない私、、、強いて言えば「お酒」が好き。
いや、大好きだ!!
ただただ「お酒を飲むだけ」の仕事があったなら、間違いなく、飛びつくだろう。
寝る間も惜しんで、喜んで毎日働く。
不思議と二日酔いしないタイプゆえ、重宝するはずだ!?
そんな夢物語を思いつつ、私の「天職」との出会いを振り返る。

何となく学生時代に色々とバイトをし、何となく就職、、、何の楽しみも見出せず、「お金のため」だけに「ガマン」を重ねて働き、唯一の「楽しみ」は、仕事終わりに「お酒を浴びるほど飲むこと」。
周りが大迷惑するくらい、長時間飲み続け、記憶をブッ飛ばす!!
「ガマン」して働いて得た「お金」は、湯水の如く酒代に消え、悪循環の極みであった。

そんな生活をしていた私が約20年前に、思いがけず出会った職が、今現在も生業とする「家庭教師」である。
「降ってきた」不思議なご縁だけで、「転職」した後、「天職」に出会えたのである。

「先生」とは全く関係のない仕事をしていた当時、何となく入った居酒屋で、何となく知り合った知人に紹介され、あれよあれよ、と何となく予備校講師へ、まず「転職」。
そこで「教えるって、、、楽しいかも!?私向いてるんじゃない!?」半信半疑ではあったが、「何となく、しっくりくる職業」に出会ったのが、始まり。
※ちなみに、この頃、お酒を飲んでも、不思議と翌日を考え、「浴びる」ことはなくなった。

その1年後、予備校での仕事に慣れてきた頃。
今度は別の知人の頼みで、何となく「家庭教師」を副業にする。
「教える」作業は同じだが、予備校での団体授業とは違い、個人レベルに合わせた授業が行える「家庭教師」。
同じ授業は、一つとしてない。
学校も学年も違う子供たちへ、
毎回、毎時間、違う授業を組み立てる。
予定通り進まないことも多い。
たとえ学年が同じでも、個々に理解度も違い、同じことを説明するにも、1パターンでは事足りない。
「1」を説明するために、何パターンも考える。
側から見れば、面倒くさそうだが、私には「実に面白い」楽しいことなのだ。
この子にはこの説明のほうが、分かりやすいかな?そっちの子には、これを使ってみよう、あの子には、、、と、次から次へとアイディアを練り、授業を進める。そうして授業した子の「わかった!楽しいかも!?」の笑顔が堪らない、私へのご褒美だ。

もちろん、良いことばかりではない。学校成績に反映されない、テストの点数が下がった、、、等々、マイナスの局面もある。私は「そんな時こそチャンス」とばかりに、逆にワクワクしながら、問題解決のために、何が必要か?頭をフル回転させるのだ。子供たちの「やったぁ!できた!」のために。

この仕事に「楽しい!」を見出した私。
これこそが「私の天職」と確信する。
副業としていた家庭教師が軌道に乗った後、予備校講師を辞め、フリーランスで家庭教師を今現在も続けている。
フリーゆえの縛りのない自由さも、フリーゆえの責任や負担も、心地が良い。

しかし、ここ数年、私の授業に変化が起きている。もちろん、コロナ禍で対面授業からオンライン授業へと「形態」の変化もあるが、授業の内容そのものに「異変」を感じている。本来の授業は大半が「学習」なのだが、最近学習意欲が湧かず、「お悩み相談室」に変貌することが増えたのだ。加えて、学年に関係なく、「不登校児」も増えている。コロナ禍もあるだろう。ネット環境も影響しているのか。
明らかに20年前、10年前とは状況が違う。

特に「学校へ行けない」子は、学習よりまず、メンタル面のケアが必要な場合が多い。大人同様、子供も学習、勉強へ向かうには心身共に健康でないと、進まないのである。
「お悩み」も個々に違い、尚且つすぐに解決できる問題でもない。私は「聞くこと」に徹し、授業を終えることが多くなった。

昨今、学校へ行けない子への選択肢は、少しずつ増えてはいるものの、まだまだ足りない。
小中学生に至っては、選択肢が無いに等しいのではないか。
横並び教育の日本、、、
学校へ行けない子が悪いのか?
罪悪感、負い目を感じる必要はあるのか?
「学校へ行けない」から、学べない、進学できない、就職できない、、、そんな世界で良いのか?
在宅ワークやフリーランス、、、何でもいい。
自分の力だけで生計を立てられる場が、そのために学べる場が増えることを、願って止まない。
あわよくば、「天職」に出会って、笑顔でいてほしい。
今「不登校」と言われている子供たちも、「不登校ではない」子供たちと肩を並べて、働ける場が増える日を願うばかりだ。

そんな状況下で、少しでも「この子たち」の力になれないものか?
私は今、新たな挑戦を始めている。
「カウンセラー資格」取得を目標に、目下「心理学」を学んでいるのだ。
まさか40代で再び「学生」になろうとは。
きっと「天職」に巡り合えたからこそ、「レベルアップ」を目指せるのだろう、と自負している。

私は仕事に「楽しい、好き、ワクワクする!」なんてことは、「存在しない」と思っていた。
しかし今、「楽しい、ワクワク」を職にできている自分がいる。
不思議と「降ってきた」人様とのご縁で、「教える楽しさ」を得て、今「家庭教師」として、働けている私は幸せだ。
私を必要としてくれる、生徒たちにも感謝である。
本来の「教える」に加え、お悩み相談が増加傾向の今も、以前と変わらず、「生徒」との時間が愛おしくて仕方がない。
それこそ、休みを設けず、働いている。
これは紛れもない「私の天職」だ。
時にわが子を忘れてしまうくらい、突っ走ってしまう私は、、、まだまだ止まらない!!

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