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退避勧告が発せられている地域への渡航

どうも、ちきゅう探検家のくぬるぷです。

ソマリランドに訪れた時の話を
皆さんとシェアしたいなと思うのですが、
ソマリランドは退避勧告が発せられている地域です。
なのでソマリランドは前後編に分けて、
今回は退避勧告が発せられている地域について
私が思うことをつらつらと書いていこうと思います。

退避勧告が発せられている地域に渡航する事には
様々な御意見があるのだろうと思います。
「けしからん!」と思う方も多いでしょうね。
でもただの勧告ですからねぇ。
法的拘束力がある訳でもないですし、
なんの法律にも抵触していないんですよね。
私としては危険な地域への渡航は
できるなら法律で規制するべきだと思います。

更に、それ以前の論点もありまして、
「外務省の海外危険情報はどれくらい妥当なのか?」
という議論もあります。
そして、実際の情勢と乖離しているのではないかと
真っ先に例に挙げられるのがソマリランドです。

外務省の危険情報は
なし
レベル1:十分注意してください。
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。
レベル3:渡航は止めてください。
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。

この5段階で評価されています。

この20年間くらいはずっと
ソマリアは全土がレベル4(退避勧告)となっています。
ソマリランドはソマリアから一方的に独立した地域で
実質的には独立国になっております。
独自の通貨ソマリランド・シリングを発行しており、
治安もソマリア本国に較べればだいぶマシと思われます。
それでもソマリランドも含めてレベル4です。

このような本も出版されており、

ウェブ上でもソマリランドに渡航した話は幾つも見つかりますし
日本人でも相当な旅好きな方々で
訪れている方は少なからずいらっしゃるのかな?
すしざんまいの社長なんて
「ソマリアで海賊を撲滅した」と豪語されています。
でも、すしざんまいのWebサイトを見ても
隣国のジブチに訪れたとは書いてあるのですが、
ソマリアに行ったかどうかはぼかしてるんですよね。
実際はソマリア(ジブチに隣接するのはソマリランド)に
行ったこともないのかもしれませんし、眉唾ですけどね。

決して安易に真似して渡航しないでほしいのですが、
私自身も、ソマリランドまでレベル4なのは
疑問に思っております。
首都ハルゲイサ周辺は他のアフリカ諸国と較べても、
そこまで突出して危険だとは感じませんでした。
あれでレベル4なら、
レベル3以下の地域への渡航は余裕なのでは?
と勘違いしてしまいそうになるのですが、
どうなんでしょう?
私はソマリランドで野宿までしてしまいました。
と言っても、誰も来ないような砂漠の中でなので、
これも決して真似しないでください。

一方、米国には9.11の直後ですら
危険情報は発してなかったと記憶しているので
そんなものなのかもしれません。

日本以外でも各国で危険情報みたいなのは出していて、
今回、米国と英国での自国民向けのサイト見てみたのですが、
米国のWebサイトでもソマリアやソマリランドは
危険度MAXとなっていました。
ですが、英国のWebサイトでは
ソマリア本国はやはり危険度MAXでしたが、
ソマリランドは一段階低い危険度になっていましたよ。

うーん、今回は結局何が言いたいのか
よく分からない記事になってしまいました。
後編でソマリランド旅行記を書きますが、
不特定多数の方に公開して
安易に真似されても困るので
有料記事にしようかなと思っています。
ソマリランドに興味ある方なんて皆無でしょうから
誰も有料で読まないとは思いますけど。



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