どうして救えなかったのだろう

身近な誰かが自死してしまった時、私たちは「あの時どうして救えなかったのだろう?」と思い悩んでしまったりする。
あの時あー言っていれば、こーしていれば、事態は変わっていたかもしれない、とか。

でも、答えはひとつだと思う。
どうして救えなかったか?
それは、
「救えるわけないから」だ。

本人に受け取る準備ができてなければ、誰が何を言ってもしても救えない。
もし救えたとしたら、それは本人が気付かぬうちに受け取る準備をしてるからだ。
究極を言っちゃえば、救えるのは本人だけだ。

「いますぐ来て」と言われて行けなかったとしても、あなたが行けなかったからそうなったんではない。
決めたのは本人だから。
行けなくても思いとどまれるかもしれない。
行けても止められなかったかもしれない。
本人が決めるのだから。

だから、必要以上に苦しまないでね。
本人がしたいようにしただけだから。
突き放すようだが、そうなんだよ。

その十字架を下ろして、背筋を伸ばして、生きていきましょう。
それが弔いになるかもよ。

なんつって、自戒。

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