菌株と菌種の違いとは?

菌株とは、同じ種の菌のうち、ある特定の環境下で分離された細胞集団のことです。

つまり、同じ種であっても、分離された場所や条件が異なると微妙に違う性質を持つ場合があるため、分離された細胞集団はそれぞれ別の菌株として扱われます。

一方、菌種とは、生物分類学上の単位であり、形態、生理学的特性、分子生物学的特性などの共通の特徴を持つ菌を指します。菌種は、それぞれ独自の学名を持ち、広い範囲の菌株が含まれます。

簡単に言えば、菌種は同じ種の菌を一つのグループとしてまとめたものであり、菌株は同じ種の菌のうち、特定の条件下で分離された個々の細胞集団を指す言葉です。




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