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MISSION策定 : ZBBが目指す世界

 私たちZEROBILLBANK(ZBB)は、2015年2月にイスラエル・テルアビブにて創業いたしました。その後、2016年3月にMUFGデジタルアクセラレーター1期生に選定いただいたところから、日本での事業展開を開始。現在、エンタープライズ向けデータ管理基盤「ZBB CORE」を開発・提供しています。

 今回、『 Make a big stage 』という新たなミッションを策定しましたので、今日はみなさまにこの言葉に込めた意図を共有したいと思います。

少々長くなるので、ざっくりまとめると以下のような感じでしょうか?

①コロナ禍でのパラダイムシフトは、あらゆる産業で、コロナ・ニューノーマルな世界に対応するため、産業構造そのもの変革が必要になっている。

②私たちZEROBILLBANKは、新たなミッションの下、構想力を持ち、企業のValue Chainを超えて経営資源を組み替えていく活動を通して、非連続的な事業成長を産み出す大きな産業づくりをリードしていく。

③私たちZEROBILLBANKがこれまで提案してきた、まだ社会実装に至っていないユースケースを、オープンソースとして共有していくので、みなさまと一緒に、新たなビジネスステージを創りあげていきたい。

■ Make a big stage に込めた思い

まずは  ”stage” に込めた3つの想いです。

1. stage = 舞台
2. stage = 産業
3. stage = 次世代

 一つ目は、『 舞台 』という意味のstage。企業の事業活動を、Broadwayに代表されるような『 演劇 』 の世界に例えてみました。仮に舞台に立つ ”役者” を、私たちのお客様である "企業" と捉えてみると、私たちZEROBILLBANKの役割は、役者と役者の組合せから、新たな演劇を生み出し、劇場に足を運んでいただくみなさまにワクワクしていただけるビジネス版の劇場づくりを担うプロデューサーや脚本家ではないかと。
 
 企業と企業、既存産業と先端技術というような ”組み合わせの妙” から、さまざまなビジネスステージに、Something Newなムーブメントを呼び起こせるポジションを築いていきたいと思っています。

 二つ目は、『 産業 』という意味のstage。2020年、コロナ禍でのパラダイムシフトにより、あらゆる産業でコロナ・ニューノーマルな世界に対応する構造変化が求められてきています。例えば働き方。オフィスではなくリモートを前提したバーチャルオフィス、F2Fでの商談からオンライン会議や電子契約等、オンラインを前提としながらも、普段のコミュニケーションにどのようにリアル感・ライブ感を取り込んでいくのか?等々、さまざまな不可逆なトレンドが生まれています。

 このような環境変化の中、これまでのように自社アセットを前提としたValue Chain構造や、既存技術や既存サービスのみで、新しい世界に対応した価値を提供することは非常に難しいのではないかと感じています。またこのパラダイムシフトの中で、surviveしながら、成長軌道に乗せていくためには、既存市場(内需型)に対応しながらも、新規市場(外需型)を創出していく産業構造の変革も同時に求められてきています。

 そして最後に、『 次世代、次の段階 』という意味でのstage。2100年の世界は、みんなが普通に電子マネーや仮想通貨を使うキャッシュレスな世界に変わっているだろうし、自動運転もあたりまえに普及しているはずです。さらにドローンによるラストワンマイル配送、電子契約やオンライン選挙などもあたりまえで、アバターによる宇宙旅行など、現在では夢物語と言われていることのかなり多くが実現されているのではないでしょうか?

 問題はいつそうなるかが読めない点だと思います。2020年に発生したコロナ・ニューノーマルへの転換は、間違いなく産業構造の変革を一気に加速させ、2030年の世界は、少なくとも現在の社会構造とは大きく異なり、企業活動のValue Chainも、非線形的に、次世代に繋がる全く新しいモノへと拡張されていると考えます。

 そこで私たちZEROBILLBANKは、ここにあげる『 Make a big stage 』というミッションの下、構想力を持って、まったく新しい”組合せ”を作り出し、Value Chainをアップデートしていく活動を通して、 私たち自身もこの構造変化に対応しながら、さまざまなお客様と共創する形で、大きな産業づくりをリードしていきたいと考えております。

■ ヒト・モノ・カネ・データ、組合せの妙で創る「Value chain2.0」

 上記にあげた背景は、私自身が前職IBM時代、Value Chainの切れ目にこそ、テクノロジーの力を最大限に活かせる場があると学びました。そのころからでしょうか?「企業の経営資源であるヒトとモノ、ヒトとヒト、データとデータなどを、新たなテクノロジーを活用してこんな風に組み合わせたらどうだろう?」という妄想・構想を何度も繰り返し、いろいろなお客様に数多くの企画提案を行っておりました。

 これからの10年、コロナ・ニューノーマルという、これまでとは違った価値が求められてくるトレンドの中で、新たなテクノロジーの力によって、今まで繋がり得なかったヒト・モノ・カネ・データという経営資源が、Value Chainを超えて接点を持つことで、これまでの境界線があいまいになり、大きな地殻変動が起こる時代を迎えることになると考えます。

 Make a big stageへとミッションを変更する前、よく『 BORDER-ABLE THEATER 』という造語を使っていました。BORDER-ABLEは、Wear-ableやPort-ableと同じ発想で、国境や人種、業界や常識など、新しい発想を閉じ込めているBORDERという境界線を、テクノロジーの力でABLEして、再定義すること。この境界線がズレることや、境界線そのものがなくなってしまうことで、これまでは見えなかった世界や市場が見出され、大きなイノベーションを起こせるのではないかと考えています。

 そしてTHEATERに込めていた想いは、私たちの新しいミッションである『 Make a big stage 』にリブランドする形へ。エンタメ要素を残しながら、ワクワクするビジネスを量産できるよう、もっともっと自由にあらゆるモノを組合せながら、全く新しいビジネスモデルを作り出し、あらゆる産業で、2100年の世界を見据えた新たなValue Chain 2.0を作っていきたいと考えるようになりました。

■ Something Newをつくる未来新聞

 2019年11月、日産が 日産未来文庫 という企画を発表しました。新進気鋭のSF作家を集めて、MaaSの新しい世界観を未来予想的に描くショートショートだったのですが、非常に好奇心を持って読んでいる自分がいました。

日産未来文庫 答え合わせは、未来で。

 この企画が世に出る前からではありましたが、私たちZEROBILLBANKも 『  #未来新聞   』という名の下に、プレスリリースのたたき台を作ってはお客様に提案していました。これまで400社を超えるお客様といろいろな会話をさせていただいているのですが、私たちなりにいろいろと見えてきた景色があります。

 『 仮にA社のこの技術と、B社のこの課題を、ZEROBILLBANKの基盤のうえで、こんな感じで組み合わせると、こんな新しい未来がつくれそうですが、下期の予算でどうですか?』と。よくある提案書ではなく、A4・1枚にまとめたプレスリリース風エクゼクティブサマリーで、お客様の課題解決を図りながらも、未来を予測する形でコロナ・ニューノーマルに対応する新しい世界観を描けるようになってきた気がいたします。

 実際に複数のお客様から、”めちゃくちゃいい!”とか、時には”感動しました!”とまで言われるようなこともあり、私たちの取り組みが思いのほか、好評を博してまいりました。日産未来文庫の取り組みもそうだと思うのですが、ヒトは未来感やビジョンあるテーマには興味があり、非常に前向きに、"自分事"として仕事を進めていただけるのだと実感しています。

 今回、私たちと一緒に『Make a big stage』を実現いただける仲間を、もっともっと増やしていきたいという思いを込めて、また大きな産業づくりの第一歩として、まだ社会実装に至っていないいくつかの具体的なユースケースを、本日以降、オープンソースとして、みなさまにも共有してまいりたいと思います。

 ご興味がある方がおりましたら、ぜひ個別にご連絡ください!共創する形で次世代につながる大きな産業づくりをご一緒しましょう!

今後、公開予定のユースケースは以下のとおりです。​

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ZEROBILLBANKホームページ
https://zerobillbank.com/

■ Special Thanks !!

 今回の『 Make a big stage 』というZEROBILLBANKのミッション策定にあたり、わりえもんこと、割石さんにご支援いただきましたので、この場を借りてお礼申し上げます!

割石さんのTwitterはこちら
https://mobile.twitter.com/wariemon



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