BEST BOUGHT in 2022: 今年の良かったお買い物 その1
今年の漢字は「失」でしょう。
大きなものや小さなもの、様々色々なものが失われたという感じまたは事実。
この国はいわゆる断捨離という思想が逸り(初出は二十年程前だそう。)、ややもすれば失うことは良いことだ、失われたものに心を囚われてはいけないというのだそうです。
しかし囚われないことに囚われることは最悪の囚われで、人間は何かに囚われつつ生きるものだという条理を自然(じねん)のものとして直視することこそが真に囚われなく生きることです。
断じて捨てて離れること、それが今風の強迫観念として例のあれと共に浮き吹いているようです。
そもそもの初めから無駄なものごとを負わなければ断じて捨てて離れることもありません。無駄ばかりを習いとするから断捨離に飛びつく訳です。
身も蓋もないとかけんもほろろとか思われるかもしれませんが私の見る目は淡冷(淡麗)です。
今週を以て一年2022年、令和四年の終わる今日は実に無駄のないものを選び取ったと感じるような、今年に買って使い始めて嬉しみを感ずる品々を紹介します。
尚、私は1975年(昭和五十年)生まれで先週に47歳になりました。
昭和末期に無印良品が創られた時は非常に驚異で、当時は西武ライオンズの優勝記念売出や慰労売出を行っていた西友やファミリーマートが無印良品を販売しており、その魅力とコスパに虜になりましたものです。
当時は簡素な作りから相場的に安いことが特色でしたが平成になると寧ろその商標価値を生かしやや高めの球を放るようになり、それもまた時代に適い成功しましたがそれから三十年を経て令和になると再び安さを重視する路線に回帰。但し先日に原材料の価格の上昇から幾許かの値上が発表されています。
高級路線にあった平成の間は無印良品とは疎遠になっていましたが近頃に再び無印づいています。
レトルトのぼっかけもとても美味しいし(具入りですが牛筋も蒟蒻もたっぷりと足しました。)、暮らしのインフラが整う感じが半端ない。
今逸りのマスクについても然り。
この夏から無印良品のマスクを増備しています。
因みに不織布マスクはほとんど使っていません。
白、クラフトと青の三色からなるそのマスクはどんな装いにも間違いなく合い、着け心地も素晴らしい。
その無印良品の一つ、小風呂敷もこの冬に導入。
汎用性のある品ですが取り敢えずの主な使い途はこれ:
マスクを包み置いておく。
そのためこの小風呂敷は財布の小銭入に常備しています。
たこ焼の包も包めますかね?
因みにたこ焼は小田急柿生駅前の王禅寺ちょいたこがお奨めです。
A4のクリアファイルがぴたりと収まる鞄で、形、色や質感もぴたりと厳しい球筋を攻められました。
7-11にネット印刷や複写を取りに行く際には特に便利です。
近頃は控えていますがビールの500ml缶も縦にすぽりと収まります。
近場にも遠出にも便利。
この夏はTシャツをかなり増備して大好きなGAPやミッキーマウスのものも幾つか得られましたが特に着ている時の感動が深いのはこれ。
その簡素さからどんな下穿や上着にも迷いなく合います。
だぼシャツとして上着の代わりにもなる大きなシャツ。
スカーフやストールも良く合います。
因みにユナイテッドアローズは十年ほど前に導入しましたが近頃は使い途に乏しく、重過ぎる外套や軽過ぎるパンツなど廃車を検討中の品もある処ですがこれはそんな中でもつかみはOK、でかいのに(というかでか目が好き。)軽くて快適なこのシャツは長く愛用します。
近年のお気に入りの坊さんの袈裟のような黄色、その形は昭和末期の競技場様式、昭和五十年生の私の心を掴まない筈がありません。
青春時代にいつも着ていたスタジアムブルゾンに最適なセーターですが、今はスタジアムブルゾンは持っていません。
背中が紐編で長丈のセーターで、12月の上旬までは背中が丸出しのこれだけで外に出られました。さすがに下旬の今からは下にシャツを着ています。
春を先取りという感じですね。
きゃりーぱみゅぱみゅに触発されて導入して十年になるGU。
今年は青葉台やたまプラーザにも待望のGU店が出来、多摩中央や町田などの東京都内に行かなくても見れる買えるようになっています。
十年前ほどの熱気は冷めているとはいえ、依然としてGUは私の暮らしの節々に根づいています。
元々カーディガンが好きですが近頃はベストに熱い視線を注ぎ。
外套を着る際に袖がきつくならないのでとても快適です。
もう一丁ベスト。
元々ダウンには馴染みがなく、ダウンベストは何やら新玉川線民に多いらしいということで莫迦にしていたし、ダウンジャケットもサーフラック付のホンダオデッセイに乗る湘南の兄ちゃん達にしか許されないものという観念が強く、とてもとても検討の余地はないと思われていました。
依然としてダウンジャケットを着るつもりは絶無なものの、ダウンベストは偶々心を惹くものを見つけたので思い切り購入。実に活用しています。
袖がないので腕の動きが自由。
そこいらのダウンジャケットの方々のようにもさもさしません。特にコンビニなどでは無駄に威圧感や占有感があり感心しません。
ケリースポートという名は初耳ですが調べるとエルメス系ということで二度驚き。自分はエルメスを着ているのか、大丈夫かなと自分を少し反省してみたりしました。
因みに最も好きなガンダムキャラはエルメスです。
Fitする時に本当にふぃっという音がします。
暖かさも抜群で、買った時季がやや早目なので九月の着初めの頃は暑いくらいでした(そら暑いやろ。)。
ぴたりとしている割には下のシャツに皺が寄ることもありません。
クリスマスの日は暖かいのでこれを脱ぎシャツ(ここに載せたいけれど今着ているので映せないアメリカンホリックの白のタキシード形のシャツ。パンツもアメリカンホリックの後出の。)とベスト(前出のGU。)で歩いていましたがその際の腕の掛け心地も快適です。
太いのにだぼだぼしたりぴらぴらしたりせず、しっかりさらさらと感じます。
色はこういうのが根から好きで、しかも質感の良いコーデュロイということで迷わず購入。酷使しないように気をつけねば。
今年はこれの他に青デニムのつなぎパンツも購入。
幼児の頃は定番で、四十年振りほどになります。
積極的平和主義といわれますが、これからの時代は積極的幼児化が大切になると思うので先駆けています。
CD-ROM付きというのが微妙に旧いですがこれが初版の頃には21世紀とはいえ未だタブレットPCもスマートフォンもなかったWindowsVistaの誕生の前夜の時代の2006年。
尚私はこのiPadの他にWindowsVistaの富士通FMV-BIBLOを保存しています。ビスタPC及び鍵盤PCはiPadを導入してからのここ二年はほとんど使いませんがWindowsくささを脱却した画期的PCということで今もとても思い入れがあり、持っているだけでもときめくのです。なのでこのCD-ROMも観れたら観ます(観れるけど観てない。)。
メイリオ大好き。MSゴシック大嫌い。
無難なのはヒラギノ。
キリスト教史も文字というものと密接な関りがあります。
マルティンルターに始まる新教が生まれたことはグーテンベルクの活版印刷の開発に後押しされ、当時に初めての印刷活字による聖書が刊行されました。
数年前の朝日新聞の社説が何やら宗教改革記念日を主題とする社説を出しました。それは思想史的には意味不なものの、出版の自由という宗教改革の時代からの歴史の動きとのつながりがあるということでしょう。
私も今や新聞を読むことがあるとすれば朝日新聞と日本経済新聞だけです😅、若者の頃は産経新聞でしたが😓。
因みにテレビは受像機(SONY BRAVIA)を所有保存していますが設置はせず、もう四年ほど視ておらず、今後も視るつもりはありません。
この書は新教の指導者等がその見地を基として記すものです。
俗にいうと新教は旧教(カトリックとギリシア正教)には敵対的、否定的な観点を取るものと思われています。
しかしこの書は新教の立場にして、旧教にも大きな敬意を持ち、その意義を共に受け継ぐという姿勢が強くあります。
また、キリスト教についての知識の全くない人にとり、寧ろ(何が「寧ろ」なのかよく分からないけど、)この書がキリスト教というものについての最も信頼し得る基本的知識を学ぶためにかつてなく適うものではないかと感じます。
あとまあ、個人的にはカトリックのレデンプトール修道会の吉山登(正式には「吉」は冠がが「士」ではなく「土」。)司祭の書がお奨め。倫理神学の見地からキリスト教を論的にもエモ的にも概説されています。
今年から精進料理をお料理に取り入れています。
まああまり言うと地域差別になりますけど、鎌倉は関東の良心ともいうべき地で、私も藤沢駅でうんこを漏らして泣きひしがれながら鎌倉に参じたことがあります。
縁とゆかりは大人になってから少しだけ得ましたが、元々は縁もゆかりもないのに何やら帰るべき所に帰って来たような気がするのは関東では鎌倉・藤沢とここ川崎と、或る面では東京の渋谷だけだったりします。
建長寺は国鉄横須賀線の北鎌倉駅が下車駅で、江ノ電とは少し遠い所にあります。
建長汁は鎌倉とは何の縁もゆかりもなかった私ながら、幼い頃から出身家でよく振舞われて親しみ深い献立でした。
それが真逆の精進料理だとは知らないほどに、欲深い私にしんなりと沁み着いているのです。
私の住む川崎は同じ神奈川県という点では鎌倉の建長寺などの臨済宗の禅寺に近いですが川崎の中を見ると高野山の真言宗(密教)に近く、平間寺(川崎大師)、王禅寺や金剛寺(高幡不動尊)が日常的に親しみ深いです。
どちらも般若心経を依拠の一つとしますが一概に密教は禅宗より派手好み。
この本を見るとなかなか華やかに感じますが後に前出の『鎌倉建長寺の精進料理』を見ると簡単とはいえ物凄く地味に感じました。
しかしその地味さ加減に滲み出る芳しさが建長寺流には強くあります。
鎌倉素敵❤️。
川崎幸せ💛。
神奈川県産品率高し💚。
:と実感すれども、根が関西人なので行き着く処は土井さんだったり大原さんだったりします。
それと上沼さんも良いですね。
この二冊は何れも新品を購入。
効率が高い程に高級。
それが我が国を救い、伝統を守るものと本気で信じています。
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