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引越して早一か月。更に進化している私の5Sを紹介 その3:分類と収納には要注意を。

 転居して来てから今週で一か月、引越の片づけにやっと終わりが見えてきています。Windowsコンピューターの「95%終了 残り約8分」のような表示を想わせます。
 因みに旧居ではインターネットPCとして使っていたWindows Vistaは新居ではオフライン専用になり、ここでのインターネットは転居に備えて購入したiPadでしています。
 仮にパソコンを使わないとしてもコンパクトディスクやデジタルビデオディスクの再生や録音をするにはそのVistaが要ります。
 一応は小型のDVD-CDプレーヤーもありますが当たり前ながらテレビに繋がないと使えず、処がテレビの空中線接続口が新居のどこにも見つからないのでそれだけのためにテレビジョン受像機を設置するのも如何なものだろうかと考え、とりあえずは使いたい時にパソコンを出して使うことにしています。
 そのVistaパソコンは押入にパソコン鞄に入れていつでも出せる状態で収納してあります。
 SONY BRAVIAのテレビジョン受像機はいつ押入を出て使うことになるかは未定です。
 というか、観たいテレビ番組てマツコ関係しかないし、それが今も放送されているかどうかは知らない世界なので、設置する気があまりないし新しく買うのも面倒くさくてストレスの種になりそうと思うのでテレビは一生そのもらイモンのBRAVIAでも良いかというような感じです。
 照明を買うのは心が時めくけれど、テレビを買うのは時めかない、同じ電器屋に行くのも。

 先日の記事「その2」では押入の衣紋掛(ハンガーラック)について語りました。
 この「その3」も収納について語ります。

 収納は必要ですね。
 しかし収納とは使いようによっては物を「見えない化」してしまいかねない諸刃の剣でもあります。
 物がそのまま置いてあるのと箱や収納庫などに入れてあるのではどちらがそれがよく見えるかといえばそのまま置いてあることがよく見えます。
 しかし何でもそのまま置いておく訳にもゆきません。
 見える化と見えなくなる可能性の鬩ぎ合い、そこに収納の肝があります。

 収納を無制限に追求すれば見えない化になってしまうし見える化を無制限に追求すれば物や事の整理分別がつかなくなってしまいます。

 収納において一先ずは考えることになるのは物の分類です。
 住宅というものはその作りからして大凡の収納の分類が標準装備されています。例えば台所の流台の収納はそこに食事のためのものを納めることと一目で分かります。
 余程に色々なものをそこに詰め込まなければそこに収納することによりそれらのものが見えなくなることはありません。
 それに加え冷蔵庫を自前で装備することにより腐るものをも収納することができます。

 しかし様々の収納具には、要らない収納具やその目的そのものがよく分からないような収納具もあります。

 勿論、誰にとっても必要のない収納具はないだろうと思われますが、私は必要がないと思うし考えてみるとかなり多くの人にとり必要がないだろうと気づくものは本棚です。
 その必要のない理由は本を読まないからではありません。
 私は名古屋時代に当地の土地柄に馴染み、本を読まない暮らしになりました。
 元々本が好きな私がそうなったのは名古屋の土地柄もそうですがより大きなのは当時の本が読むに値しないものが多くなっていたこと。2005年頃、何で読むに値しないのかはよく分かるという方も少なくないでしょうし政治の話に及ぶかもしれないのであえて説明はしません。
 因みに私が最も金持ちだった頃なので本を買うお金がないからではありません。
 しかし、それから15年を経る今は、少しは経済力が回復して来た処ですが本を買うお金はあまりない中、出来るだけ本を買って読むことにしています。

 いつも読むことにしている本は箪笥の上に。
 その他の本は段ボール箱に入れて別室の納戸に。

 コンパクトディスクや嗜好品は箪笥の一段を使い。もう一段を保存書類庫に。
 箪笥は主にTシャツなどの軽い衣服に使い、上に着る衣服は押入に。

 一番下の大きな衣服箱は車付で三つの箱を一度に出し入れできる。上の二つは下着と靴下。
上段の二つの衣服箱の左のはボタンありシャツで右のはパンツ。洗わずに着ることにしているものは、上は左の箱の上に・下は右の箱の上に分けてざっと置いておく。旧居もほぼ同じ方式だったが上下を左右に分けるというのはなかったので着たい服を勘に頼って探していた。
 季節外やあまり着ない服は下段の右側に。
 手洗所の便座覆の控えは手洗所か洗面所に置く方が多いかと思いますが新居はそれらが離れてあることも一つの理由ですが私はそれを「手洗所の物」という分類ではなく「洗って仕上げてある衣類」という分類とするため衣服等と同じく押入に置きます。洗って仕上げてあるものは全てそこにという。故にバスタオルや手拭も同じく。
 手洗所は雑菌が、洗面所は風呂場の湿気があり、衛生の面からもそこには使っている中の物だけを置いて準備しておかないのが良いかと思います。
 押入は住宅内の随一の衛生的な所で物の保管の状態がおしなべて良いものですがスウェードや一部の化学繊維や合成皮革の上着や鞄はかびが激しく生えることがあるので長く入れておかないこと。何でかというと、それらは気流(風)を通さないので湿気が滲みると乾かなくなるからでしょう。

 読んでいる中の本といつ使うことになるか分からない辞典はこうして。
 寝床を起き上がって足下に手を伸ばすと取れるので寝読みにも便利。枕元ではなく足下に置くのがミソで、起きないと手が届かないという一線は守り、手だけですることがないような仕組配置を構成する。
 箱の蓋は掃除の時に埃が入らないようにするためで閉めてしまっておくためのものではなく、掃除の時以外は常に開けておく。
 その隣に服が見えるのは洗濯物籠で、洗濯物が溜まることのないように小さな籠にしている。

 「その2」にも紹介した、縦置にしている衣紋掛。
 横置だと後の懸架が奥深くて遠い位置になり、ワンモーションで楽に掛け易そうに見えて少し無理のある体勢を強いられる。

 収納する所がないからではなく、手洗所の床も忘れずに掃除をするためにもこのように掃除機に丁度良い空間に掃除機を置く。

 旧居の母と同じだが、フライパン立などの仰々しい収納具は使わない。
 但し母はお玉などの調理具を何でも壁に掛けておりまたはたらいを沈に置いて使うがそれらは私は使わない、衛生や空間の面の問題があるから。食器の汚れはたらいに浸けておかなくても食器に水を張ればテレビCMが一つ終わるまでの時間の内に浮かせて落とせます。また、たらいの下に汚れが溜まりがちになり、少しの汚れでも沈とたらいを洗うのが手間取るものです。
 調理具架は料理の油を浴びて汚れます。
 神戸屋キッチンのように格好良くはゆきませんが台所を過不足なくすっきりとさせることで料理の効率も良くなります。

 箸立は初めはこのように取付けていましたが俎板がその陰になることと皿の出し入れの妨げになることから、右側に移設しました。
 そのようなカトラリー立には物を全て逆さに立てて入れる方が多いでしょうが私は箸とナイフはそのまま柄を上にして立てて入れます。
 スプーンやフォーク、蓮華は形の上からどうしても逆さにすることが妥当ですが箸やナイフ、ワインの栓抜は先端を上向けるとあまり品が良くないし出し入れの際に口に着く部分に触れることは不衛生なので。
 また、椀や鉢、丼なども洗って逆さに置く方が多いでしょうが実はそれは意味がありません。
 逆さにすれば水が滴り落ちて乾くと思うのでしょうがドームの天井に着いた水は張り着いて滴り落ちません。むしろ風通しが悪くなって水が染みて乾きにくくなり、殊に木の食器はかびが生えたり水垢がこびり着いたりし易くなります。水だけならまだしも洗剤が染みたりするとより危険なので食器はそのまま上を上にして置いて乾かすことを奨めます。
 最もきちんとしているのは洗って直ぐに拭くことですが私は拭かずに乾かして後で残る水を切ります。
 中には拭いても逆さに置く方もおられるようですが、無駄な潔癖性でむしろ不衛生、私の母がその型です。

 流し台の奥行が狭いのでまな板は20cm以内の物しか使えず、とりあえずは沈の上の電車の荷棚のようなまな板付の台とニトリの枚まな板を使い。
 思いの外使い易いですが枚俎板がへたってきたらKEYUCAの20cmの木の俎板に替えます。
 旧居の団地にはなかったこれも電車の荷棚のような台所の棚は樹脂の架棒も付き本当に便利。
 これは母に伝授されたものですが木の俎板には新品の時にオリーブ油を塗っておくと汚れにくくなるそうです。但し、塩素漂白剤での除菌洗浄は危険なので奨められません。P&Gのジョイなら除菌もできますし、そうはなくても中性洗剤で洗えば十分で、予めオリーブ加工をしておけば更に強いでしょう。

 滑りにくくて地震が来ても落ちにくいですがその後に念のため瓶が沢山並ぶ上の段にはニトリのウォールナット調の滑止トレーを置いています。

 冷蔵庫の屋根が丁度良い高さなので、必要書類の置場にしています。
 ミントグリーンのクリボーの、右が未処理の書類で左が処理済提出待ちの書類。
 このSHARPプラズマクラスター冷蔵庫、中身が多くはならない故もあってか保冷力がずば抜けて高く、野菜は冷凍庫に入れなくても軽く凍ります。因みに先月1か月の電気料金は三千円を下りました。

 タッパーウェアは2つに絞り、入れておく物を厳選する。けちではなく早く使うようにすることと中身がよく見えるようにするため。
 この蒟蒻は建長寺汁のための。ぼっかけには角蒟蒻を。

 或る日の冷蔵庫の中身。
 雪印北海道バターも良いのですが価格からすれば四つ葉バターやその販売元の一つである東日本の鉄道八社系のバリュープラスがお奨め。
 スーパーは一概にいえば安いほど良いですが価格がやや高めの鉄道系のスーパー等は買う物を厳選する習慣がつきます。
 何で高いのかというと一番の理由はバリュープラスの安さを引き立たせて売るため、二つは売れない商品を切るためには高いからという理由が手取り早く受け入れられ易いからでしょう。そこは鉄道系なので憎まれて信用が損なわれないためには仕入元の品質や営業のあり方はさておき値段を語るのが良い訳です。

 蛸足配線は日光や料理の熱による温度の上昇を防ぐため白色の物に。
 電源は使い終える毎に切っています。

 日が当たるので春になったら米櫃は不透明の物に買い替えます。
 下のトレーは玉葱🧅と大きな芋🥔の貯蔵庫。
 乾拭布巾をそこに置き。

 玄関の鉢植は扉の側ではなく上り框の側に。
 扉の側に置くと傘立などと紛らわしくなって美しさが落ちるし先ずは足元から彩りを添えるという点から靴と並ぶように置くのが良いと思います。
 団地の玄関は窓がありませんが戸建住宅の玄関には磨ガラスの窓があるものがあり、そこに鉢植の姿がぬぼーと映る様もあまり美しいとはいえません。美しくするつもりがむしろ土埃の積もる片づかない家という印象になってしまいかねません。

 掃除は勿論大切です。
 掃除はこまめにしましょう。
 しかしその前に、家が汚れにくい仕組み、散らかりにくい仕組みを作り、その仕組みをその場その時の御都合で崩すことなく維持する習慣が大切です。
 そうすることなく掃除だけをしても見える所だけを掃除してやった気になるばかりで自分の目に入らないようにしている汚れ続けている所や散らかり続けている所が幾つも見つかるでしょう。私の勤める会社は残念ながら極度にそういう体質の会社です。それで何を改善して行きたいと思うとか云うので閉口です。

 手入れが要らないという意味のメンテナンスフリーではなく手入れをし易いという意味のメンテナンスフリーを。

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