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食欲の秋に、「しっかり食べた感」キャンペーンを始めました。

 去年の今頃に、私は急激に体重が減り、いつもは51kg程なのがいつの間に46Kgになっていました。
 食欲はあったし、体調は頗る良いものでしたが何故か体重がない。
 ほとんど医者に罹ることがないけれど、念のためにかかりつけの内科医院に診てもらうと、原因は何も分からないという。そこで処方されたのは市販もされている津村順天堂の補中益気湯という漢方薬でした。典型的に漢方薬らしい風采のもので、特に緑茶に溶かして飲むと美味しいです。そういえば、医食同源という言葉もあります。

 なぜ短期の内に体重が5kgも減るのか?医者にも判らなかったことを考えてみると、逆に、食欲が旺盛な余りにその消化のために過重な体力が知らない内に消耗されていたのではないかと推測しています。食べたら食べただけ増えるとは限らない。特に体力はよくいわれる糖分に由来する中性脂肪の燃焼だけではなく蛋白質の燃焼によっても消耗されます。私は昨年の晩夏に蛋白質が著しく減耗していたのかと思われます。

 昨夏は糖分を極力少なくしており、それを勘案し、今夏は昨夏と比べもう少し糖分を多くしてみました。逆に裏目に出ているか適切かは分かりません。
 但し大原則としてはやはり糖分は少な目にすべきでしょう。

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 減糖のために米なし、代りに餅にした今宵の献立。

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 食事も何でもそうですが、物事は中長期的傾向が最も大切です。
 中長期に亘り良い傾向を形成してゆく。
 今日に栄養の均衡(balance)の良い食事をしても、明日の食事がそうではないなら意味がない。栄養バランスが大切だという方々にはそのような短期的体験をしかしていないのにそういう建前を持ち続けて「でもなかなかそうはならないよね。」などと居直ることが少なくないのではないでしょうか? 或いは栄養バランスの取れた食事をしているという思い込みを持ち続けて実は一つも二つもいくつも欠乏しているものがある方もおられるでしょう。
 栄養については大体で良いのです。凡そ糖分と塩分をなるべく少なくするなどの基本を守り続けておれば良い傾向が中長期に亘り継続します。知って損はないものですが、それを基に実践するあり方が間違っていてはいけません。

 そして最も大切と思われるのは「しっかり食べた感」。
 満足か不満かではなく、良く食べたことを確信することのできる感じ。それが満ちる時に本当に満足になる。

 この「しっかり食べた感」のキャンペーンは期間限定ではなく永久に行い続けるものです。

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