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「医者が考案した長生きみそ汁」とその他で肌の質が改善?

 この冬は寒くなりだすのが遅くなったからでもあるのか、手荒れが全くありません。
 前の冬もあまりなかったかと思いますが、四十代の半ばになってますます肌が強くてきれいになっています。
 なのでこの冬はまだ一度も手荒防止精を使っていない。

 その理由として二つ考えられるのは:

 ①「医者が考案した長生きみそ汁」を食べることにしたこと。
 ②洗身剤をライオンのHadakaraに代えたこと。

 ①は体の内側からの変化――と考えられる、知らんけど。――。
 ②は体の外側からの変化――これは或る程度は確実。――。

 それらだけではなく、元々私の肌が強さはともかくきれいな理由として考えられるのは:

 ①手や皿を洗う際に冷水を使い、お湯を使わないこと。
 ②体は手で洗い、ナイロンタオルやスポンジなどは使わないこと。

 子供の頃には手や脚の肌荒れがかなりなものだったので、当時に使っていたナイロンタオルやスポンジがいかに肌に悪いかが分かります。それをやめたら少なくとも脚の肌荒れはなくなりました。

 洗い物の際のお湯は洗剤が溶込み易くなるので濯いでも洗剤が残ったりまたは水の温度の高さが肌に損傷を与える虞があります。冷水なら洗剤が溶込まずに水の流れで落ちるので濯がし易いのです。

 それでも手荒れはなくならなかったのですが、この冬はほぼほぼ絶無。

 まず変わったのは②の洗身剤Hadakara。

 その前に使っていたクラシエや熊野油脂の洗身剤も安くて高品質で良いのですが、少し高くしてライオンの近年に売出中のHadakaraに代えたらもっと良い。
 Hadakaraは肌の保湿成分を洗え流さずに残す設計となっており、肌の肌触りが明確に違う。

 しかしそれだけならきれいにはなっても強くはならないでしょう、保湿成分を保っていることを強さともいえますが。

 きれいなだけではなく、強さ感が出て来ている。

 手だけではなく、顔の肌も化粧水も乳液もなしで綾瀬はるか並の輝き。

 その理由として考えられるのが①の「医者が考案した長生きみそ汁」。
 製造は旭松食品――:あさひ高野豆腐で有名。――で販売はローソンのカップみそ汁です。
 監修は順天堂大学医学部の小林弘幸教授。イタリア料理の鬼才は小林幸司料理長。

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 元は科学をあまり信用しない人だったので前までの私なら「医者が考案した」と銘打っていても買わなかったでしょうが、「長生き」にはどうしても惹かれるし、その筋の商品には珍しく化学調味料が無添加ということでほぼほぼ迷わず買って会社の休み時間に食べてみました。

 美味しいかどうかは自分で確かめてみて下さい。

 そして、そのカップに記されるその作り方を見て自分でも再現して作ってみました。
 具は豆腐とわかめが小林教授の推奨なようですが、何でも良いでしょう。私は高野豆腐を主に色々と入れています。確かに豆腐とわかめは一般にも最強の具といわれるのでそれを標準視しても良いかと思います。
 肝はすりおろし玉葱、りんご酢と合せみそ。勿論それも合せみそがなければ一種のみのみそでも良いでしょう。ただ、栄養の面でより優位性が高いのは東海地方の名物でもある赤黒い豆みそ――:八丁みそや赤だしとも呼ばれる。――だそうです。

 処が……、昔は豆みそは東海地方以外にも普通に売られていましたが今は関東地方には豆みそがあまり売られていない。
 あっても化学調味料入で高いのがほとんどで、安くて無添加のものがほとんどありません。高くて無添加なのはカクキュウの八丁みそ――どちらかというとみそ汁よりは料理の調味料に適う価格対量。中華料理の甜麺醤の代りとしても使えます。――。

 その理由として考えられる理由が二つ:

 ①関東地方の風土的排外主義
 ②流通費用の削減

 ①と②はほぼ同時発生同時進行でここ十五年程続く傾向。

 デフレ不況――必ずしも不況だけが続いているのではなく好況もあったがそういう認識しかない。――による費用の削減のため、流通費のより高くつく遠隔地の産物をなるべく仕入れなくなっている。
 みそは腐りにくくて日持というか月持のするものですが、そういう物ほど野菜や肉などの冷凍輸送より「要らないもの」という見方がされ易い。より高い術理を要する高速冷凍輸送は逆に使わないと勿体ないので削減の対象にはならないのです。まあ確かに、野菜や肉を運ばずに溜まって捨てることになっては本当に勿体ないので高速冷凍輸送を削減することは逆に無駄になる――つまり売り手市場――というのは分かるけれど、常温でゆっくり運べるものを切り捨てる――つまり買い手市場――のはいかがなものか。

 みそは買い手市場なので、関東人が要らないといったら関東には入らなくなる。
 元々風土的排外主義の強めな関東ですが、費用の削減という大義が加わるとそれが更に強まっている。
 世界に広がっている排外主義の流れもそのような理由なのではないかと考えられます。
 「アメリカ人はアメリカ産の物を買おう!そうすれば経済も雇用も上向くだろう。」――でも、他所の人々も大体同じようなことを考えていて、つまりアメリカ産のものはアメリカにしか売れなくなるということなので、結局は自分達の首を絞めることになる。

 お金の掛かる遠隔地への常温輸送などのことをいかにより安く効率的にするか、それが原価の低減であり、掛けたお金が自分達に巡り巡って来て儲かることなのですが、とにかく要らないと見たものは切り捨てることが改善だと勘違いされている。

 話が健康の話ではなく経済の話に逸れていますが、経済と健康は関係があります。
 そもそも、関東に多く親しまれている米みその多くは関東産ではなく長野県産です。私は信州系人なのでそれを快く思います。
 しかし長野県は高地であり、寒冷地であり、輸送に伴うリスクが高い。特に自動車の事故のリスクには充分に注意しないとならない。そういうリスクの高い所の物を主力品にするのはちょっと頭が悪い。「リスクを取って挑戦する時代」だから良いのでしょうか?
 国の、地元の安全安心――でも運ぶ人達の安全安心はどうでもよくて彼らにも国や地元があることは少しも考えない。
 いっそ、信州みそもオスプレイで運びましょうか?

 もう少し突込みを入れて考えてみると、寒冷地は輸送のリスクが高い分欠品が生じ易いのでjust in timeとはいえども少し多めに造って卸すことが必要で、それが成り立つためには業者の間の信用関係がとても重要になるでしょう。
 これも長野県の名産品である野菜や果物の数々は相当の廃棄を覚悟しないとならない。卸せなくなった品物の再利用ができれば尚良い。

 ここは寒冷地ではなく南関東ですが、あまり寒くならないなと思っていたこの冬も、最近はなかなか激しく寒くなって来ました。

 寒い時にはみそ汁が温まります。

 すりおろし玉葱とりんご酢は温度が上がり易いので保温の効果が高く、とても温まります。
 但し煮立ち出すだけで熱湯並に感じる熱さなので、みそ汁の定石である「一煮立」をもう少し早めに見、煮立ち出す前に火を止めることを要します。泡が立たない内なので、目安は湯気の立ち具合。温かそうになって来たらOKです。
 「熱々」は内臓を痛め易く、長生きみそ汁のつもりでもむしろ寿命が縮むことになりかねません。長生きみそ汁もまた「温くても美味しくて温まる」みそ汁なのでなるべく温めに作ることを奨めます。

 さて、それが何で肌に良いのか?それとも関係ないのか?

 既に出ている説に拠ると、玉葱に含まれるアリシンはすりおろすことにより増殖し、そのアリシンは抗酸化作用がある故に肌の酸化即ち老化を抑える働きがあるのだそうな。
 但しアリシンは熱に弱いので、それを入れたみそ汁を熱くし過ぎると乳酸菌と同じく消滅してしまいます。熱々にしないことです。
 また、アリシンは皮膚に間接に作用することにより肌が強くてきれいになると考えられますが、直接に作用すると肌が傷むことがあるそうで、玉葱や葫を切ったりすりおろしたりした手をこまめに洗うことを要するといえそうです。但しアリシンは水だけで充分に流れるので手を洗う際に石鹸を使うことは要しないよう。

 それについて気になる情報は日本テレビの『ザ!世界仰天ニュース』。それを視ると、アリシンは逆に肌を破壊する猛毒だが水に溶けると無化すると云います。――どうなのでしょう?「水に溶けると無化する」ならみそ汁に入れても意味がないということになります。そうではなく「水に流れ易い」で、流せばなくなるが溜まった水に溶けることによってはなくならないのではないでしょうか?或いは医学には強い小林教授が物理化学には弱いということも考えられなくはないですが、どうも日テレちゃんには体が健康になったり肌がきれいになったりすることへのルサンチマンがあるのではないかと思ったりもします。
 「肌を破壊する」というのはアミノ酸の損失ということですが、「調味料(アミノ酸等)」の企業からの圧力があったりするのかもしれません。くそだろうとみそだろうととにかくアミノ酸を失うものは許さないと。

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 これは小林教授-旭松-ローソンの標準形に近い、高野豆腐とわかめによるもの。高野豆腐はあさひ高野豆腐。

 みそに関してもそうですが、「調味料(アミノ酸等)」の含まれる食品を完璧に排除することはなかなか難しいのであまり気にし過ぎてもいけませんがリスクをなるべく低減することは大切で、せめてみそ位は無添加のものを。入っていないものに振り掛ける等はもっての外。

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