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引越して早三週間。更に進化している私の5Sを紹介 その2:動作は2つ以上4つ以下に。
冒頭の写真は先月にここに引越してくる時に購入及び設置をしたシャープのプラズマクラスター冷蔵庫、今度の転居での大戦利品です。
今度の転居で新しく揃えた品々には若干の失敗及び損失もありましたがそれらは代替品を直ぐに見つけて解決されていますし、中には物干竿のように新品が直ちにごみになるかと思っていた処にその生かし方が考えついたという極めて幸運な例もあります。
長さが足りずに使えないことが分かったこの物干竿はこんな使い方ができます。
さて、冷蔵庫は扉を開けてから閉じるまでに少なくとも4つの動作を要します。
①扉を開ける。
②取り出す品物に手を掛ける。
③品物を取り出す。
④扉を閉じる。
冷蔵庫まで歩くことと冷蔵庫を離れることを含めると6つの動作になります。
何かをする際に4つの動作を要することはいわば行動の基本。何をするにも少なくとも4つの動きをせねばならず、これは万事につけ予め織り込むことにより予想をしておくべきことです。
フォークやスプーンは手に取ってから再び置くまでに4つの動作。
箸は手に取ってから口に入れるまでに4つの動作・その後に再び置くまでに4つの動作で合わせて8つの動作。
逆にいうと、4つを超える動作をすると良くないということでもあります。
文明の産物の多くは四角形で、四つとは誰でも無理なく所作のできる動作の回数なのです。
また、音楽にも四拍子が多い。
しかし物事は更に効率化をすることができます。
では、四回がごく普通なら、それを何回までに少なくすることが可能でしょうか?
まず答から言うと、二回までです。
物事は最小限まで効率化すると、動作が二回までに減らせます。
即ち、一回の動作でできることはないということでもあります。
そこにある消ゴムを取ろうとするなら、手を消ゴムに掛けることと消ゴムを消したい位置に運ぶという二つの動作が要ります。取るだけで二つなので、字を消して滓を捨てたり書き直したりを合わせると動作はもっと多くなります。いわば、書いてある文字を消すことほど労の多くて効率の悪いことはないということでもあります。故に、最も効率の良いのは文字を間違えずに書くことです。間違いがあれば直さざるを得ないので、必然にそういうことになります。
転入届を市役所に出す際に、この団地の正式名称がうろ覚えで初めは正式名称と略称の中間のような表記で出してしまいましたがそれを渡した後に正式名称を急いでiPadで調べてその表記に訂正してほしいと申し出たらかなりの時間を待つことになりました。
略称は5文字で正式名称は11文字。普段使いなら略称で十分ですがやはり公式の届出にはそのように倍以上の文字数を要しても正式名称でしたいものです。それらのどちらでもない9文字のうろ覚えの名称が住民票の表記になるのはそれが正式ではないと分かればいかにも気持ちが悪い。
なのでそこは長い時間を待っても訂正をしてもらいました。
因みに皆さん、東京メトロの正式名称を御存じですか?
答は東京地下鉄株式会社です。
その前身は帝都高速度交通営団といいます。
KDDIの正式名称を御存じですか?
答はKDDI株式会社です。
かつては英数字を人名とすることは認められませんでしたが近年に法人名のみ英数字を正式名称とすることが認められるようになりました。それは多分、他でもなくKDDIのためだろうと思われ、もしそれを英数字なしで表記するならば国際電信電話第二電電株式会社となります。
それにもまして個人名の英数字での表記が認められるようになることが望ましい。帰化人の氏名に漢字を強いるとかほんと恥ずかしいしやめてほしい。当て字に文化がある筈はありませんから。
さて、よくワンタッチとかワンモーション、ワンクリックなどという語を耳にします。
あらゆることには普通には4つの動作を要します。
なのでワンなんちゃらなどという、一つの動作で完結されることはあり得ません。
しかしそんなあり得ないことをしようとする人が跡を立ちません。
電車の地下鉄との直通はあたかも一度乗るだけで直通ができるかのように見えますがそこには乗務員の交替などを要し、決してワンモーションで大手町や本町などに行けるわけではありません。普通に気づく人なら、田園都市線にせよ東横線にせよ、渋谷駅での停車時間は他の駅のそれとは違うと分かるはずです。
そういうことを感じ取れない人は決して幸せにはなれないし出世もできないでしょう。
これ、新居から始めた衣紋掛の置き方。
それをその向ではなく横置にすればワンモーションで掛けたり取ったりすることができ、旧居ではそうしていましたがそれをやめてこういう縦置に変えました。
これだと衣紋掛を取るにも直すにも三つの動作を要します。ワンモーションと比べ動作の数が多くていかにも面倒くさそうに見えるかもしれませんがそれでも万事に普通に要する四つの動作よりは少ない。
音楽に一拍子はないのと同じようにワンモーションはあり得ず、仮にそうしてもどこか無理な動作が生じます。
三つの動作で完結するなら三拍子(ワルツ)です。ロケンロールにはくそもみそもありますがワルツには不味いみそはあってもくそはありません。
何でも、一気にやろうとはしない、それが家のことにも何のことにも必要な観点です。
一つのことを10秒でするのと三つのことを20秒でするのとどちらが良いでしょうか?答は自明の理ですね。
この押入の写真の衣紋掛の一番前に掛かる衣紋掛は本日に着ている服の掛かっていたもので、帰るとそれが元に戻ります。
この衣紋掛は掛ける順番がありません。なのでよく着る服ほど常に前に掛かるようになっています。
横置にしていた旧居では大凡にせよ掛ける順番が決まっていました。横一列に並ぶなら確かにそれは一覧ができて良いといえますが縦一列なら一覧が不可能なので順番を定めても意味がありません。着る率の高い物ほど前に来る仕組み。
<続く>
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