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COVID-19の回想と世界の終。

 珍しく梅干をいただいています。

 梅といえば春の旬で、三月頃になると梅の花が芽吹き、概ね六月頃までには実が落ちてしまいます。
 今は十一月冬の季で全くの季節外れですが梅干になると持ちが良くなるらしく、年中梅干の売られない時季はありません。

 元号の令和は梅の花の宴を詠む万葉集の歌に由来し、もしや梅干は令和の時代の象徴になるかもしれませんね。天皇陛下の即位と私の参賀したその初めての宮中演説会は梅の実の生る五月でした。
 その2019年、令和元年はCOVID-19が初めて発生した年で、年の明ける頃に日本に流入、2020年から三年に亘りpandemicの状況にあります。

 私は幼稚園の頃の自己紹介文に好きな食べ物はみそ汁とおにぎりと記しています。
 おにぎりとみそ汁ではなくみそ汁とおにぎりというのも鍵で、いわば犬と猫ではなく猫と犬というような感じでしょうか。
 しかしおにぎりの最も典型とされる梅干のおにぎりは嫌いではないけれど然程に御好ではなく、一推しは胡麻でした。
 今は胡麻といえばほとんどを白胡麻としていますが当時の御好は黒胡麻。黒胡麻はインスタ映えしにくいという大人ならではの心理の機制もあるのでしょうか?
 梅干が然程に好きではなかったのはその集中的塩辛さもあるかもですが最も大きい理由は種があって面倒くさいから。
 この程に種なし梅干を見つけ、それなら行けると思いお茶漬にしました(冒頭の写真。)。
 コンビニのおにぎりも種なしで適当に解してあるものが今はほとんどで、コンビニの梅干のおにぎりは無添加のものが多いこともありかなり好きです。

 但し、酒好きの私も梅酒、サワーとハイボールだけは飲めません。更にとろろ昆布のおにぎりとか来ると完全に拒絶です。

 梅干にCOVIDの予防の効果があるかどうかは分かりませんが、このCOVID-19のpandemicの中私が講じて来た対策は料理と布マスクです。布マスクはありがたいアベノマスクを含みます。

 WHOが推奨するという不織布マスクは二箱ほど用意したことがありますがほとんど使わず、AEON, GAP, marie claireや無印良品などの布マスクを活用しています。
 マスクには予防効果はないというのはワクチンの接種を推進するための嘘で、実際には予防効果も勿論完全ではないがあります。
 最近はマスクをもう外そうという提唱がちらほらと見受けられますが、逆に今こそ石橋を叩いても渡らない勢いでマスクを守るべき時です。
 それが本稿のもう一つの主題である「人間は終が見えて来ると気分が良くなる。しかしその気分に身を委ねてはいけない。」ということと関ります。

 pandemicが明らかになった2020年の春の時点で私の見渡す限り最もマスクの着用率が低く六割程に留まっていたのは川崎市宮前区の鷺沼駅辺でした。
 その時に既に大和市の中央林間駅辺は八割、川崎市麻生区の新百合ヶ丘駅辺は八割五分で多摩市の多摩中央駅辺は九割五分になっていました。
 私は当時の鷺沼はとても良い感じだと思いましたし、当時ならそれが良識です。
 しかしそれから三年が経とうという今、逆に日本中が鷺沼のようになろうとしているのは失笑を禁じ得ません。

 マスクやったぜ!
 ワクチンやったぜ!モデルナ!
 じゃあもう鷺沼ぽくマスク外そうぜ!

 車の番号を・666や88-88にするような人が真先に考えそうな自己展開です。

 梅といえば梅田ですが、pandemicの終が見えようとし出して来ている今、阪急電鉄は11月11日の11時11分に1111番車を走らせて撮り鉄のウケ狙いをしたそうです。
 何が面白いのか全く分かりませんし、するにしても令和11年まで待てないのかと思いますね。

 pandemic日本版はその初めから誤り続けて来た故に、その出口戦略をも誤っています。
 西洋諸国が今やマスクを外してかめへんと云うのはワクチンを売るために今まで尤もらしい嘘をばら撒いてすみませんでしたという人民への謝罪の意味があります。
 しかし、日本はマスクもやってワクチンもやったからもう大丈夫ですよという意味でマスクを脱がせようとしています。
 令和にもなってそんな状況に、タイガーマスクは激おこでしょう。

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