五月雨よ

五月雨よ 後から後から 愛おしさが こみ上げてくる

なぜだか涙が出そうになります。『五月雨よ』を聴いていると。Wow wowのところなんて、ライブでメンバーとBuddiesが一つになること間違いなしです。想像しただけでもうたまりません。

さて、今回の『五月雨よ』を聴いて、思ったことがありました。それは、この曲は、今の櫻坂だからこそ歌える曲だということです。

ここでいう“歌える”という意味は、「グループに合っている」という意味ではなく、「楽曲の世界を届けることができる」という意味です。

欅坂のころからチームが大切にしてきた「楽曲を届ける」というアイデンティティ。櫻坂になっても変わらず3rdシングルまで精一杯届けてくれました。

自分と向き合いつつ、他者とも向き合い始めた主人公が『Nobody’s fault』『BAN』『流れ弾』と目線を周りに向けて視野を広げて。

そしてこの『五月雨よ』は“愛おしい”という自分の気持ちを大切にしようとしています。

もう主人公の中では自分と同じくらい“大切な人”が存在しています。

今の櫻坂だから「五月雨よ」は届くと思います。満を持して。

配信ライブで『大人は信じてくれない』のセンターを務め、大人の理不尽さや社会の不条理さへの反骨を表現してくれた天ちゃん。あれよあれよという間に、改名が決まり、受け入れざるをえない状況をどう受け止めていたのでしょうか。激動の青春時代を欅坂、櫻坂とともに歩みながら。

『Buddies』で教えてくれた仲間の意味。『思ったよりも寂しくない』で気づかせてくれた仲間の心強さ。そして『五月雨よ』できっと伝えてくれるはずです。愛おしいと思う気持ちの素晴らしさを。

今だからこそ言いたいです。欅坂に出会えてよかった。過去があるから今があるんですよね。